【講義概要】
ミクロ経済学とは、家計や企業の意思決定がどのように行われ、それらが相互にどのように影響し合っているのかを研究する経済学の分野です。具体的には、家計や企業が需要と供給をどのように決定し、市場を通じてそれらがどのように調整されるか、またそもそも市場による調整が社会的に望ましいのかといった問題を取り扱います。本講義では、ミクロ経済学において用いられる基礎概念と分析方法、そして具体的な経済現象の分析事例を取り上げることで、経済学的な考え方の基礎を学んでいきます。
ミクロ経済学は、個人の行動から出発して社会的な活動を理解するという理論的な関心を主に取り扱っています。従って、少々抽象的な議論が多くなります。しかし、さまざまな社会現象を理解する上で、この経済学的思考方法は大いに役立つはずです。講義に積極的に参加し、また演習問題にしっかり取り組んで、基礎力を着実に身につけてください。
【学習到達目標】
ミクロ経済学の基礎的な概念と思考方法を身につけ、経済社会現象について理解する基礎力をつくる。
【履修上の注意】
私語厳禁・途中退出厳禁。
講義では演習問題や自学自習に取り組む予定です。出された課題にしっかりと取り組むように。
【事前準備学習】
教科書をよく読んでおくこと。教科書は記述が丁寧で、独学可能です。関心にしたがって、どんどん読み進めていけば、講義内容の理解は容易になるはずです。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『マンキュー入門経済学第2版』 N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社 2014 講義内容は教科書に準拠します。予習復習としてよく読んでください。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(自学自習含む)40%・期末試験60%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 第1回:経済学の十大原理 | |
2 | 第2回:経済学者らしく考える | |
3 | 第3回:需要と供給 | |
4 | 第4回:需要曲線・供給曲線のシフト | |
5 | 第5回:需要と供給の均衡 | |
6 | 第6回:弾力性 | |
7 | 第7回:価格規制 | |
8 | 第8回:課税の影響 | |
9 | 第9回:消費者余剰 | |
10 | 第10回:生産者余剰 | |
11 | 第11回:市場の効率性 | |
12 | 第12回:市場の失敗 | |
13 | 第13回:外部性 | |
14 | 第14回:外部性の解決 | |
15 | 第15回:まとめ及び総括 | |
16 | 第16回:試験 | |