【講義概要】
人体の構造と運動について、運動学で学んだ知識を元に、実習を通してそのメカニズムを理解し、運動を分析する手法を学習する。身体の各関節運動時に関節構成要素がどのように動くのか、またその運動動作を観察、計測、分析し、その結果を運動学的に理解、考察する。
【学習到達目標】
人間の身体の仕組みと運動を理解し、力学・生理学・解剖学の知識を用いて運動、動作解析の方法を理解する。また、運動・動作に関する観察・測定・分析の手段を体験し、その結果をレポートにまとめる。
【履修上の注意】
運動学の知識だけではなく、解剖学・生理学などの基礎知識も必要とします。
【事前準備学習】
解剖学、生理学、運動学の知識を復習しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『基礎運動学』 中村隆一・他 医歯薬出版 『筋骨格系のキネシオロジー』 Donald A.Neumann (著), 嶋田 智明 (翻訳) 医歯薬出版 『臨床運動学』 斎藤 宏・他 医歯薬出版 『運動学実習』 中村隆一・他 医歯薬出版 『運動学実習マニュアル』 理学療法科学学会 (著) iPEC 『理学療法・作業療法テキスト 運動学実習』 小島悟・他 中山書店 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
学習ノート、受講態度、レポート、試験によって総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 自己学習ノートの作成 | |
3 | 報告書の書き方 | |
4 | 実習レポートの作成 | |
5 | 測定・計測機器の取り扱い | |
6 | データの処理方法 | |
7 | 姿勢とバランス | |
8 | 静的バランスと動的重心移動範囲の関係 | |
9 | 重心とバランス | |
10 | 重心の測定とバランス測定 | |
11 | 骨格筋の収縮様式 | |
12 | 徒手筋力計による静止性筋力の測定 | |
13 | まとめ・試験 | |
14 | 筋トルク | |
15 | 筋力測定器による筋力の測定 | |
16 | 筋電図解析 | |
17 | 表面筋電図を用いた筋活動の観察 | |
18 | デジタル機器を用いた動作解析 | |
19 | 画像解析ソフト | |
20 | デジタルカメラと画像解析ソフトを用いた動作解析 | |
21 | まとめ・試験 | |
22 | 三次元動作解析 | |
23 | 動作解析装置を用いた動作分析 | |
24 | 歩行周期 | |
25 | 歩行の分析 | |
26 | 運動学習 | |
27 | 部分荷重動作における運動学習 | |
28 | データのまとめ方 | |
29 | プレゼンテーションの方法 | |
30 | プレゼンテーションの実際 | |
31 | 総括 | |
32 | 定期試験期間 | |