【講義概要】
身体の運動を運動学的・運動力学的に分析、理解するための技術及び基礎知識を学習する。それらを応用し、健常な動作の特徴を理解し、さらには一般的な疾患特有の動作を理解、考察する。
【学習到達目標】
力学・解剖学・運動学等の基礎知識を応用して、姿勢や動作を観察・測定・分析し、身体の運動の仕組みを理解する。また一般的な疾患が呈する異常動作を、バイオメカニクス的な知識を用いて理解し、説明する。
【履修上の注意】
物理学(ニュートンの運動の3法則、モーメント)、筋・骨格系の解剖学、運動学の基礎知識を必要とする。大学入学後の知識だけでなく、中学高校の物理『力学』の基礎的な知識が必要。
【事前準備学習】
自身の興味のある身体運動(日常生活動作でもスポーツ動作でも何でも可)をよく観察し、疑問・興味を持つこと。学習した内容を実際の動作に関連付けられるようにすること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『基礎運動学 第6版』 中村隆一、他 医歯薬出版株式会社 2003 『筋骨格系のキネシオロジー』 ドナルド・A.ニューマン 医歯薬出版株式会社 2013 |
参考書 | 『運動療法学 第2版』 市橋則明 文光堂 2014 『スポーツバイオメカニクス20講』 阿江通良・藤井範久 朝倉書店 2002 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
受講態度、小テスト、レポート、試験により総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 動作測定手法の概論・バイオメカニクスとは | |
2 | 運動学的分析について | |
3 | 運動力学的分析について | |
4 | 運動法則について | |
5 | 仕事とエネルギーについて | |
6 | 健常動作について | |
7 | 異常動作について | |
8 | 定期試験期間 | |