【講義概要】
「商行為」を対象として商取引法の基礎的な概念とその応用としての各種商行為についての法的分析に焦点をあてて講義を行う。また、現代の商取引において重要な地位を占めている特約店・代理店契約、フランチャイズ契約、プラント取引を含む複合的売買契約、リース取引、消費者取引等の個別商形態(契約)の法的分析・検討にも重点を置いて講義を進める。
【学習到達目標】
毎回の講義で配布するプリントで各講義の基礎的項目や問題点を取り上げ、それらポイントを確実に理解させることとする。出来るだけ事例および判例を使って講義を進める。
【履修上の注意】
講義で配布するプリントを読んだだけでは十分には理解できない。講義に出席し、プリントで示される項目・問題点を各講義で理解するという姿勢で履修して欲しい。
【事前準備学習】
・各講義において説明用資料を配布しますが、今までの講義で配布した資料も必ず持参してください(各自がファイルをつくって配布資料を整理しておいてください)。また、授業では基本的な概念・事項について、出来る限り判り易く解説する予定ですが、とくに各回の講義の後で、講義で説明された法律用語、概念だけはもう一度確認してください。講義で配布する判例(または事例)については、少し難しいかもしれませんが、これがポイントであると説明しますので、その部分を確認しておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『商法Ⅰ-総則・商行為(第5版)』 落合誠一ほか 有斐閣 2014 各講義で配布する資料と教科書の必要箇所をよく照らし合わせて読んでください。 |
参考書 | 未定 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
原則として、期末試験による。講義期間中、簡単な理解度チェック試験を実施し(4回または5回)、その評点も加味して最終評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 商行為の分類と特徴 | |
2 | 商事売買に関する規定(民法との比較) | |
3 | 商事保証(ケース・スタディーを含む) | |
4 | 仲介業と仲介業者 | |
5 | 仲介業と仲介業者(ケース・スタディー) | |
6 | 特約店・代理店契約 | |
7 | 継続的取引契約(判例検討を含む) | |
8 | フランチャイズ契約 | |
9 | フランチャイズ契約(判例検討を含む) | |
10 | 運送取引と運送人 | |
11 | 運送証券 | |
12 | 消費者契約 | |
13 | 消費者売買 | |
14 | 消費者売買(判例検討) | |
15 | リース取引 | |
16 | 定期試験週間 | |