【講義概要】
本科目は、経営活動の主体となる協働システムである「組織」とそれに関わる人間の行動について論じます。つまり、現代の経営管理の基礎を築く「近代組織論」の観点から組織の本質を、そしてその構成員の行動や心理を研究する「組織行動論」の観点から協働の有効性や能率のメカニズムを概念的に学びます。そのため、抽象的な議論を中心としますが、適宜視聴覚教材を用いてケーススタディを行なうことで、理解を深められるように講義を展開します。また、受講生自身も属する組織(大学のサークルやアルバイト、家族等)をイメージしたり、普段から経済ニュース等をチェックし事例にあてはめて理解を深める努力をしてください。
【学習到達目標】
講義内の概念を良く理解し、自らの周辺の組織の事柄や問題について論理的に説明できるようになることを目標にして受講して下さい。定期テストは、理論の理解度と組織にかかわる諸問題について考察する能力を問います。
【履修上の注意】
本科目はスライド(PPT)を用いた講義形式で展開し、その内容は経営組織論の伝統的な理論が中心になります。真剣に聴講しノートを取るようにしてください。また、視聴覚教材を用いてケーススタディを行ないます。教科書指定はしませんが、適宜資料を配布します。定期テストは自筆ノートのみ持込を許可します。
また、受講の注意として、場合によっては受講者の座席を指定し受講環境を整えますが、他の受講生の迷惑になる行為(私語、携帯電話・スマートフォンでの遊戯、スライドの撮影等)が目立つ者は退出していただき、それ以降の受講及び単位認定は認めません。
【事前準備学習】
日経新聞やweb、テレビ番組(WBS等)をつうじて、日頃から経済や市場のトレンドに関する情報を得ておいてください。また、自筆ノートを毎回あるいは定期的に整理し内容の復習をしておくことをおすすめします(※他者に自筆ノートを貸したりコピーさせないようにしてください)。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『入門 組織行動論 第2版』 開本浩矢【編著】 中央経済社 2014 『組織行動の考え方』 金井寿宏・高橋契【著】 東洋経済新報社 2004 『新版 組織行動のマネジメント』 スティーブン P.ロビンス【著】、高木晴夫【訳】 ダイヤモンド社 2009 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
定期試験(中間40%+期末60%)及びリアクションペーパーの内容と受講態度を加味して評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義ガイダンス:経営組織論の概要 | |
2 | 組織の成立 | |
3 | 組織の存続 | |
4 | 組織コミットメント | |
5 | モチベーション | |
6 | チーム・マネジメント | |
7 | ケーススタディ:チーム・マネジメント | |
8 | 中間テスト | |
9 | リーダーシップ | |
10 | コンピテンシー | |
11 | キャリア・マネジメント | |
12 | 組織ストレス | |
13 | 組織文化 | |
14 | 組織変革 | |
15 | 全体のまとめ | |
16 | 定期試験期間 | |