【講義概要】
世界的に最長寿国と評価されている我が国の健康対策の推移の中で、健康教育が果たしたてきた役割および課題についての学習を展開する。
更に現代社会における乳幼少期の健康課題と健康対策、そしてそこにおける健康教育の役割、現状と課題等を理解するために必要な知識を提供する。特にこの年齢層に対しての保健指導の重要性や実際についての学習を重視する。
またこの授業では一貫してグローバルな視点を意識しての授業を展開する。
【学習到達目標】
1.健康課題と健康対策としての健康教育の役割を理解する。
2.幼少期における健康教育の必要性を理解する。
3.幼少期における健康教育の実態と課題を理解する。
【履修上の注意】
基本的な知識の習得に努力する。
自分が指導的立場に立った場合を想定して、授業の意義を理解しておく。
【事前準備学習】
幼少期の健康問題に関する情報に目を向けるよう心がける。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『新しい健康教育』 日本健康教育士養成機構 保健同人社 2011 『健康教育への招待』 国立教育政策研究所 東洋館出版 2008 『保育内容・健康-保育のための健康教育-』 岸井勇雄他 同文書院 2010 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
(1)試験 70% 期末テストの結果により評価する。
(2)平常点 30% 授業中に提示する課題に関するレポートの評価による。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義の概要 | |
2 | 健康の概念について(WHOの健康に関する考え方を中心として) | |
3 | 健康教育の推移と現状(健康教育という考え方が重視されてきた経緯他) | |
4 | 世界の健康実態と健康対策(開発の程度と健康実態との関係他) | |
5 | 国民の健康実態と健康対策(我が国の健康実態の推移他) | |
6 | こどもの健康実態と健康対策(乳幼児・幼少期の健康実態と対策の推移他) | |
7 | 保健行動・健康習慣(保健行動の獲得に関する理論等) | |
8 | 乳幼児期の健康教育(乳幼児に対する健康教育の効果他) | |
9 | 学校健康教育の歴史的変遷(体育・保健体育、理科、家庭科、道徳他) | |
10 | 小学校保健学習の内容と指導方法 | |
11 | 小学校保健学習の指導例 | |
12 | 小学校における保健指導 | |
13 | 幼稚園における健康教育の指導内容と指導方法 | |
14 | 幼稚園における健康教育の指導例 | |
15 | こども健康教育の今後の課題 | |
16 | 定期試験期間 | |