【講義概要】
授業は、人間形成を促す教育はどうあるべきかを問う形で進める。授業で触れる内容は、教育の本質、教育の思想、学校の歴史とその現代的課題、学習指導と生徒指導のあり方、教師の仕事、教育評価についてである。受講生は、これらの知識を習得することで現代の教育問題に対する見方をより洗練されたものにしていただきたい。
【学習到達目標】
この授業の到達目標は以下のものである。教育の理念および教育の本質について理解を深めること、教育の歴史および教育思想に関する基礎的・基本的な知識や原理を理解すること、学ぶことの意味と学力形成とは何かについて理解を深めること、生徒指導の意義について理解を深めること、教育評価の意味を理解すること、教師の仕事について認識を深めることなどである。これらを通して首尾一貫した教育観を構築することを目的とする。
【履修上の注意】
1.A4版ファイル(色・綴じる形式は自由)を用意する。
2.授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の
入手は、受講生本人の責任において行う。
【事前準備学習】
教科書をしっかり読み、重要であると思われる箇所にアンダーライン
を薄く引く。マーカーやボールペンなど消せないものを使わない。次に
重要と思われる箇所をノートに書き出し、分からない語についても事前
に調べておく。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『新版補訂版 やさしい教育原理』 田嶋一 他 有斐閣アルマ 2014 教科書は、初回の授業までに購入しておく。 |
参考書 | 『教育思想史』 今井康雄 有斐閣アルマ 2009 『世界図絵 平凡社ライブラリ』 J..A.コメニウス 平凡社 1995 『隠者の夕暮 シュタンツだより』 ペスタロッチ 岩波文庫 1982 『エミール(上)(下)』 デューイ 岩波文庫 1962 上記以外の参考書は、授業中に説明する。
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指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験結果を主たる評価対象とし授業態度を加味して評価する。
15分以上の遅刻は欠席とする。2割以上の欠席は失格とする。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 教育とは何か (テキスト(第1章)) | |
2 | 学ぶことと教えること (テキスト(第1章)) | |
3 | 学校とは何か-ヨーロッパを中心として (テキスト(第2章)) | |
4 | 学校とは何か-日本を中心として(テキスト(第3章)) | |
5 | 近代・現代学校について(テキスト(第2章・第3章)) | |
6 | 心とからだを育てるとはどのようなことか(テキスト(第4章)) | |
7 | よりよく学ばせ教えるために(テキスト(第5章)) | |
8 | 教育の評価について(テキスト(第6章)) | |
9 | 授業をつくる(テキスト(第7章)) | |
10 | 教師の仕事(テキスト(第8章)) | |
11 | コメニウスの教育思想 | |
12 | ペスタロッチの教育思想 | |
13 | ヘルバルトの教育思想 | |
14 | デューイの教育思想 | |
15 | 教育への権利と子どもの権利条約(テキスト(第11章)) | |
16 | 定期試験期間 | |