【講義概要】
本講義では、中学校社会科と高等学校公民科の「理解・説明」重視の授業と「問題解決」重視の授業を、目標・内容・方法・評価などの観点から解説する。また主権者教育、法教育、経済教育、社会保障、環境・エネルギー教育の分野から実践例を取り上げて、単元・授業構成について解説する。さらに、学習過程・学習形態・学習方法を考慮した単元づくりを行い、単元と本時の授業の関連、模擬授業を行うことにより学習指導案の内容の適否を検討する。
【学習到達目標】
1 中学校社会と高等学校公民科の「理解・説明」重視の授業と「問題
解決」重視の授業の目標・内容・方法・評価を理解する。
2 主権者教育、法教育、経済教育、社会保障教育、環境エネルギー
教育の単元・授業構成を理解する。
3 単元と本時の学習の関連を理解し、模擬授業を通して学習指導案
の振り返りができる。
【履修上の注意】
1.受講に際し、A4版ファイル(色・綴じる形式は自由)を用意する。
2.授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の
入手は、受講生本人の責任において行う。
【事前準備学習】
毎回、課題を出すので、しっかり調べてくる。授業後に授業内容を復習し、分からないことについては、次の授業時に質問し確認する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『中学校学習指導要領解説 社会編』 文部科学省 日本文教出版 2008 『高等学校学習指導要領解説 公民編』 文部科学省 教育出版 2010 「社会科・公民科教育法1」未履修者は、授業開始までに購入しておく。 |
参考書 | 『テキストブック公民教育』 日本公民教育学会 第一学習社 2013 『社会科教育事典』 日本社会科教育学会 ぎょうせい 2012 『中学校社会科教育』 社会認識教育学会 学術図書出版社 2010 『公民科教育』 社会認識教育学会 学術図書出版社 2010 『究極の中学校社会科-公民編-』 猪瀬武則ほか 日本文教出版 2012 その他の参考書については、授業時に紹介する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験結果、ワークシートと学習指導案の内容、グループワークへの参加などから総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 学習目標の立て方、学習過程の組織化 学習形態と学習活動 | |
2 | 社会科・公民科の授業分析(1)(理解・説明を重視する授業) | |
3 | 社会科・公民科の授業分析(2)(問題解決を重視する授業) | |
4 | 社会科の授業分析(1)(「対立と合意」を軸として) | |
5 | 社会科の授業分析(2)(「効率と公正」を軸として) | |
6 | 公民科の授業分析(「幸福・正義・公正」を軸として) | |
7 | 主権者教育-目標・内容・方法・評価 | |
8 | 法教育-目標・内容・方法・評価 | |
9 | 経済教育-目標・内容・方法・評価 | |
10 | 社会保障教育-目標・内容・方法・評価 | |
11 | 環境・エネルギー教育-目標・内容・方法・評価 | |
12 | 時事問題の教材化、板書計画と発問 | |
13 | 模擬授業(1)と授業分析(社会科公民的分野) | |
14 | 模擬授業(2)と授業分析(現代社会) | |
15 | 模擬授業(3)と授業分析(政治経済) | |
16 | 定期試験期間 | |