名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限社会科・公民科教育法通年名古屋 42國原 幸一朗LB2404
5限社会科・公民科教育法通年名古屋 42國原 幸一朗LB2404

【授業情報】

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講義概要

[春]
 本講義では、中学校社会科と高等学校公民科の成立から現在までの歴史を解説し、とくに問題解決学習と系統学習が公民でどう行われているかを明らかにする。また、中学校社会科と高等学校公民科の目標にある「公民的資質」と「社会認識」を取り上げ、学習指導要領改訂時に、それらの取り扱われ方がどう変化したかも解説する。さらに、中学校社会科公民的分野と高等学校公民科の各科目の目標・内容・方法・評価の相違を明らかにするとともに、受講生が関心のあるテーマについて教材開発および単元開発を行い、学習指導案を作成する。



[秋]
 本講義では、中学校社会科と高等学校公民科の「理解・説明」重視の授業と「問題解決」重視の授業を、目標・内容・方法・評価などの観点から解説する。また主権者教育、法教育、経済教育、社会保障、環境・エネルギー教育の分野から実践例を取り上げて、単元・授業構成について解説する。さらに、学習過程・学習形態・学習方法を考慮した単元づくりを行い、単元と本時の授業の関連、模擬授業を行うことにより学習指導案の内容の適否を検討する。





【学習到達目標】

[春]
1.中学校社会科と高等学校公民科の歴史、問題解決学習と系統学習を
  理解する。
2.中学校社会科と高等学校公民科の目標・内容・方法を理解する。
3.中学校社会科と高等学校公民科の教材と単元について理解し、単元
  づくりと学習指導案の作成ができる。


[秋]
1 中学校社会と高等学校公民科の「理解・説明」重視の授業と「問題
  解決」重視の授業の目標・内容・方法・評価を理解する。
2 主権者教育、法教育、経済教育、社会保障教育、環境エネルギー
  教育の単元・授業構成を理解する。
3 単元と本時の学習の関連を理解し、模擬授業を通して学習指導案
  の振り返りができる。




履修上の注意

[春]
1.受講に際し、A4版ファイル(色・綴じる形式は自由)を用意する。
2.授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の
  入手は受講生本人の責任において行う。



[秋]
1.受講に際し、A4版ファイル(色・綴じる形式は自由)を用意する。
2.授業を欠席した場合、その回の授業についての学習や配布資料の
  入手は、受講生本人の責任において行う。




【事前準備学習】

 毎回、課題を出すので、しっかり調べてくる。授業後に授業内容を復習し、分からないことについては、次の授業時に質問し確認する。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)

[春]
教科書『中学校学習指導要領解説 社会編』 文部科学省 日本文教出版 2015
『高等学校学習指導要領解説 公民編』 文部科学省 教育出版 2015
 授業開始までに各自購入しておく。
参考書『テキストブック公民教育』 日本公民教育学会 第一学習社 2013
『社会科教育事典』 日本社会科教育学会 ぎょうせい 2012
『中学校社会科教育』 社会認識教育学会 学術図書出版社 2010
『公民科教育』 社会認識教育学会 学術図書出版社 2010
『究極の中学校社会科-公民編-』 猪瀬武則ほか 日本文教出版 2012
 下記以外は授業中に紹介する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

[秋]
教科書『中学校学習指導要領解説 社会編』 文部科学省 日本文教出版 2008
『高等学校学習指導要領解説 公民編』 文部科学省 教育出版 2010
 「社会科・公民科教育法1」未履修者は、授業開始までに購入しておく。
参考書『テキストブック公民教育』 日本公民教育学会 第一学習社 2013
『社会科教育事典』 日本社会科教育学会 ぎょうせい 2012
『中学校社会科教育』 社会認識教育学会 学術図書出版社 2010
『公民科教育』 社会認識教育学会 学術図書出版社 2010
『究極の中学校社会科-公民編-』 猪瀬武則ほか 日本文教出版 2012
 その他の参考書については、授業時に紹介する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 試験結果、ワークシートと学習指導案の内容、グループワークへの参加などから総合的に評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション、学校教育と教科教育
2社会科・公民科の歴史(1)社会科の成立と基本的性格
3社会科・公民科の歴史(2)初期社会科の特徴
4社会科・公民科の歴史(3)問題解決学習と系統学習
5社会科・公民科の歴史(4)教育課程の変遷
6社会科・公民科の目標(1)公民的資質
7社会科・公民科の目標(2)社会認識
8社会科・公民科の学習内容(1)政治分野
9社会科・公民科の学習内容(2)経済分野
10社会科・公民科の学習方法
11社会科・公民科の評価
12社会科・公民科の教材研究
13社会科・公民科の単元づくり
14単元づくりと学習指導案の作成(1)-科目選択と教材化
15単元づくりと学習指導案の作成(2)-単元づくりと指導案の作成
16定期試験期間
17学習目標の立て方、学習過程の組織化 学習形態と学習活動
18社会科・公民科の授業分析(1)(理解・説明を重視する授業)
19社会科・公民科の授業分析(2)(問題解決を重視する授業)
20社会科の授業分析(1)(「対立と合意」を軸として)
21社会科の授業分析(2)(「効率と公正」を軸として)
22公民科の授業分析(「幸福・正義・公正」を軸として)
23主権者教育-目標・内容・方法・評価
24法教育-目標・内容・方法・評価
25経済教育-目標・内容・方法・評価
26社会保障教育-目標・内容・方法・評価
27環境・エネルギー教育-目標・内容・方法・評価
28時事問題の教材化、板書計画と発問
29模擬授業(1)と授業分析(社会科公民的分野)
30模擬授業(2)と授業分析(現代社会)
31模擬授業(3)と授業分析(政治経済)
32定期試験期間