【講義概要】
統計は日常生活でも、学問の場面でも、あらゆるところに見られる。統計的な考え方に親しんでいない人は、単純な印象によって誤った判断をしてしまうことがある。この講義では、いわゆる統計学の専門的な事柄ではなく、日常的に用いられる統計にまつわる数字の扱い方を取り上げ、それに慣れ親しむことを目的とする。それを通して、思い入れに左右されづらい客観的で論理的な思考法を養う。
【学習到達目標】
統計において数字がどのように扱われるかに親しみ、単純な印象によって誤った判断をせぬよう、落ち着いて考える習慣を身につけることを目標とする。平均値など統計的な数字の意味(使用する際の注意点)や、込み入った状況での確率の意味などを理解し、適切に扱えるようになること、論理的な議論を構成できるようになることが目標である。
【履修上の注意】
数字の計算などにある程度慣れていることや、確率の簡単な計算ができる程度の基礎知識は必要である。
【事前準備学習】
グラフを描く、確率を計算するなどの高校レベルの基礎知識を復習しておくことが望ましい。また、日頃から時事的な問題に、現れる数字に注意して、興味をもって接していること、そして毎回の講義とその復習において、物事をいろいろな視点から懐疑の目をもってじっくり考えるという姿勢を保つことが望ましい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(期末を含むレポート課題)100%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 平均の扱い | |
3 | 平均や分散の扱い | |
4 | 統計数値の扱い | |
5 | 相関 | |
6 | 相関と因果 | |
7 | 誤った因果の解釈 | |
8 | 確率 | |
9 | 確率の解釈 | |
10 | 誤った確率の使用 | |
11 | ベイズの確率 | |
12 | 込み入ったベイズの確率 | |
13 | データの適正な扱い | |
14 | 論理的な議論 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |