【講義概要】
この授業は、本学の建学の精神をはじめ、キリスト教に関する基本的な知識を身につけ、「宗教とは何か」、「キリスト教とは何か」、「聖書の神観」、「聖書の人間観」、「聖書の世界観」などをわかりやすく説明しながら進めていく。授業を通して、聖書を鏡として自分を見つめなおし、新しい自分を発見できる機会にしてほしい。これまで抱いていた宗教あるいはキリスト教のイメージと、実際に学んでみた内容に、どのような共通点あるいは相違点があるのか、またそこで、自らの中にある先入観や偏見に気づかされ、多角的な思考力を持って生きていくことを促す。
【学習到達目標】
①礼拝出席やキリスト教の行事に参加することができるように、キリスト教に関する基礎的知識を身につける。
②聖書の神と人間との関係性を学ぶことにより、自らの存在の価値を深く考えることができるようになる。
③聖書が語る「愛」や「罪」が何かを学ぶことにより新しい世界観を知り、豊かな創造力と想像力を育む。
【履修上の注意】
①授業では私語を慎み、携帯などをせず授業内容をノートにとること
②何度か授業でレポートを書いてもらうので、その都度真剣に取り組み、自分の考えを表現できるよう努めること
③すべての授業が関連性を持っているので、毎回の授業を大切にすること
④授業内容について質問があれば、レスポンスシートを使うかオフィスアワーを活用して質問すること
【事前準備学習】
講義内容をまとめるノートを準備すること
参考書としてあげた『現代を生きるキリスト教-もうひとつの道から』(芦名定道・土井健司・辻学著、教文館、2004年初版)に目を通しておくこと
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『『聖書(新共同訳)』』 日本聖書協会 |
参考書 | 『『現代を生きるキリスト教-もうひとつの道から』』 芦名定道・土井健司・辻学 教文館 2004年初版 『『神学の起源』』 深井智郎 新教出版社 2013年 『『教会を問いなおす』』 土井健司 ちくま新書 2003年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
定期試験 80パーセント
チャペルアワー・カレッジアワーで提出する感想文 10パーセント
レスポンスシート 10パーセント
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | キリスト教学校でキリスト教を学ぶとは:ガイダンス | |
2 | 建学の精神を学ぶ:「神」と「敬神」 | |
3 | 建学の精神を学ぶ:「愛」と「隣人愛」 | |
4 | 建学の精神を学ぶ:創立者とその思想 | |
5 | キリスト教を知る:聖書 | |
6 | キリスト教を知る:讃美歌 | |
7 | キリスト教を知る:教会 | |
8 | キリスト教を知る:礼拝 | |
9 | キリスト教を知る:祈り | |
10 | キリスト教を知る:信条 | |
11 | キリスト教を知る:洗礼 | |
12 | キリスト教を知る:聖餐 | |
13 | クリスマス物語 | |
14 | 十字架、復活、聖霊降臨 | |
15 | 授業総括 | |
16 | 定期試験期間 | |