【講義概要】
本講義は、1年次の「キャリアデザイン1a/1b」の応用編です。心理学では、「自分とはこういう人間だ」と思える感覚を「アイデンティティ」と呼んでいます。望ましいアイデンティティの中には、「自分は名古屋学院大学の学生だ」という自信も含まれるでしょう。そのような自信は、今後のみなさんのキャリア形成上の心強い拠り所となります。本授業では、そのような望ましいアイデンティティを築くためのきっかけになることを意図し、グループディスカッションや先輩による講演など能動的取り組みの機会を多く提供します。
また、課題解決などを目標としたグループワークを通し、チームワークとは何か、チームにおける協調性、主体性、状況把握力など一年次に学んだ社会人基礎力を実践・体感していきます。社会に出れば必ず通過するポイントです。準備として授業でぜひ積極的に臨んでください。
【学習到達目標】
① キャリアに関して、他者と協同して情報・意見交換ができる。
② 上記①の結果を、自分なりの問題意識に反映することができる。
③ これらの経験を、自分自身のアイデンティティ形成に能動的につなげることができる。
【履修上の注意】
“一人前の大人”として周囲の人達と調和して過ごせるようになるための基本的態度として,以下を求めます。
①時間の厳守
②受講態度の“3ナイ”(しゃべらナイ,居眠りしナイ,内職しナイ):とくに,私語については,他の受講生の学ぶ意欲を削ぐものであるため,厳しく指導します。
③グループワークにおける積極性:グループワークの際の発言や意見のとりまとめ,プレゼンテーションなどには積極的に臨みましょう。どうしても苦手な人は,せめて“ニコッと笑顔をみせる”“相手の話に相づちを打つ”だけでもしてみましょう。
【事前準備学習】
日ごろから「働くこと」に関して,積極的に情報収集することに努めてください。たとえば,就活を経験している(した)先輩の話,親御さんの仕事の話,マスコミ報道などは有益な情報になりえます。また,地下鉄の中でたまたま聞こえてきた,リクルート姿の就活生達のオシャベリの内容なども検討材料に取り入れてみるなどの工夫をすると,より楽しくキャリアについて学べるでしょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
以下の3点を総合的に勘案し評価します。
①グループワークへの取り組み姿勢
②定期試験
③その他(授業全般への参加姿勢、提出物等)
ただし、「履修上の注意」にも書いたように、クラスによって大人数~少人数と履修人数にバラつきがある等の事由により、
この①~③をどのような配分で評価するかは各クラス担当の先生の判断で異なってきます。第1回目または2回目の授業で先生からの説明をよく聴くようにしてください。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 現在までの大学生活のふりかえり | |
3 | 読書で学ぶ①(課題準備) | |
4 | 読書で学ぶ②(ビブリオバトル) | |
5 | グループワークとプレゼンテーションについて | |
6 | 先輩に学ぶ①(学内の先輩①)SAの先輩 | |
7 | 先輩に学ぶ②(学内の先輩②)学内職員 | |
8 | グループディスカッションとマナー | |
9 | 学内部署担当者(課長)による講演と課題提示 | |
10 | グループワーク①課題内容の確認と今後のグループワークについて | |
11 | グループワーク②具体的提案の抽出 | |
12 | グループワーク③次回の発表に向けての最終作業 | |
13 | プレゼンテーションと課題提示者からの講評 | |
14 | フィードバックとまとめ | |
15 | 授業内試験またはレポート | |
16 | 定期試験期間 | |