【講義概要】
この講義の目的は、受講生諸君に会計とはどのようなものであるかという基礎的な知識を身に付けてもらうことにあります。
現代社会では、個人・企業・公益法人・NPO法人などが経済活動を行っているが、その活動内容を把握し、報告し、より優れた活動方針を決定するときには、会計報告が必要不可欠であります。また、国民の義務である適切な納税も会計報告をもとに決定される。さらに、銀行が、企業に融資するかを決定するときも会計報告は重要な判断材料である。このように私たちの生活は会計と切り離すことはできません。
そこで、本講義では、「財務会計」、「管理会計」、「会計監査」等の会計の発展領域の基礎である「簿記」を中心に学習する予定であります。
【学習到達目標】
企業の体系的な会計記録方法と財務報告書の作成に関する基礎を理解すること。
【履修上の注意】
3分の1を超えて授業を欠席する者は「失格」とします。
正当な事由による欠席と思われる場合は「欠席届」を提出すること。
下記の【講義テーマ】は予定であり、変更することがあります。
【事前準備学習】
とくにありません。簿記を中心に学習しますが、簿記は数学ではありません。加減乗除程度の計算しか行いません。テキストと計算器を毎回持参して下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『新検定簿記講義 3級商業簿記』 渡部・片山・北村 中央経済社 平成29年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
期末試験70%、平常点30%(受講態度15%、小テスト等15%)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 会計の意義・目的・種類 | |
2 | 資産・負債・資本と貸借対照表 | |
3 | 収益・費用と損益計算書 | |
4 | 会計上の取引と仕訳・元帳転記 | |
5 | 簿記一巡と試算表 | |
6 | 現金・預金取引 | |
7 | 商品売買取引(1)分記法・三分法 | |
8 | 商品売買取引(2)三分法の決算処理 | |
9 | 売掛金・買掛金、貸倒の処理 | |
10 | その他の債権・債務 | |
11 | 手形取引 | |
12 | 有価証券・固定資産の取引 | |
13 | 収益・費用と決算 | |
14 | 決算と財務諸表(1)棚卸表と精算表の作成 | |
15 | 決算と財務諸表(2)損益計算書と貸借対照表 | |
16 | 定期試験期間 | |