【講義概要】
減災福祉まちづくり学と対になる授業です。
今年度は、「気軽に」「楽しく」防災について学び体験できるコンテンツを考案し、実際に地域のみなさんへ提供をおこないます。減災福祉まちづくり学で培った知識を基礎として、自分たちが学んだことを、今度は地域に還元しましょう。
特に、「まちづくり情報システム(ISM)」(名古屋都市センターと名古屋大学減災連携研究センターとが連携して開発しているもの)の活用について考えます。学修を通じて、熱田区の歴史や特徴、ハザード情報についての理解が深まり、他者に伝わる提供方法の検討が可能となります。
この演習は、11月26日(日)の熱田区制80周年記念行事への参加要請に応えて実施されるプログラムです。受講生ひとりひとりの積極的な関わりが必要です。みなさんが自分の得意分野を活かし、苦手分野へ挑戦することを期待します。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
地域の情報を収集するなかで、災害被害を想定でき、被災者の困りごとの把握とそれを解決する手段を考え、実行に移すことができるとともに、日常的に減災福祉のためのまちづくりプログラムを立案することができる人材を育成することを目標とします。
【履修上の注意】
1.第1回目のガイダンス出席者から履修者を確定します。よって、第1回目を欠席すると履修登録はできません。
2.a.b.のため、多忙すぎる人や心身の健康に自信のない人は参加が難しいかもしれません。あらかじめ相談してください。
a.11月26日(日)の熱田区制80周年イベント出展に授業をふりかえる予定です。
b.その他、授業を時間外にふりかえる可能性があります。
(遠くには行きませんが、ふりかえ授業での活動(移動や食事)は基本的に自己負担が必要です。)
3.座学ではないので、積極的に演習に参加する人を募集します。
4.受講希望者が多数の場合は、減災福祉まちづくり学を履修済みの人を優先、GPAと履修状況を総合的に勘案して受講者を決めます(定員20名)。
【事前準備学習】
・下記の参考文献や日常的にテレビ・新聞・雑誌で本テーマとかかわる記事やニュースを入手しておいてください。そうすると講義の理解も深まります。
・NHKの番組「ブラタモリ」視聴もよいと思います。
・初回ガイダンス時に、自己紹介を依頼します。クラスへ貢献できそうなことや得意分野について、話をする準備をしておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『 防災ゲームで学ぶリスクコミュニケーション』 矢守克也・吉川肇子・網代剛 ナカニシヤ出版 2005 『災害ソーシャルワーク入門―被災地の実践知から学ぶ』 上野谷加代子監修 日本社会福祉士養成校協会 中央法規出版 2013 『仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方』 松村真宏 東洋経済新報社 2016 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業への参加度、提案報告書、プレゼンテーションの総合評価を行います。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス・受講者選考と自己紹介 | |
2 | 前提となる知識の確認 | |
3 | 防災意識啓発ゲームの実際 | |
4 | 企画検討のためのフィールドワーク | |
5 | 準備①-テーマの選定 | |
6 | 準備②-対象の選定 | |
7 | 準備③-しかけの考案と全体の設計 | |
8 | 準備④-試行 | |
9 | 準備⑤-試行の振り返りと再設計 | |
10 | 準備⑥-最終調整 | |
11 | プログラムの準備(11・12同日開催・11/26) | |
12 | プログラムの実施(11・12同日開催・11/26) | |
13 | 実施後の振り返り | |
14 | 企画の再提案-反省を活かす | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |