シラバス　詳細

【時間割】

学期	曜日	時限	科目名	開講期	キャンパス	ペア	単位	年次	教員名	科目ナンバー
秋	木	３限	英米文学概論２	秋Ａ	名古屋		2	2	米山　雅浩	WY2370

【授業情報】

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世代	学科	科目名	開講期	単位	年次	科目ナンバー
19	英	英米文学概論２	秋Ａ	2	1	FE1304
19	文	英米文学概論２	秋Ａ	2	2	WB2355
19	協	英米文学概論２	秋Ａ	2	2	WY2370
18	法	（他学部履修）英米文学概論２	秋Ａ	2	1	－
18	英	英米文学概論２	秋Ａ	2	1	－
15	英	英米文学概論２	秋Ａ	2	1	－
14	英	英米文学概論２	秋Ａ	2	1	－

【講義概要】

　この科目は1年次配当ということもあり、抽象的な文学理論に深く立ち入ることはできない。文学作品を広く鑑賞しながら、この分野の研究に最低限必要な専門知識を紹介するにとどめる。たとえば、「精神分析学的アプローチ」を応用すれば理解がより深まるような小説を扱うときに、フロイトやユングの理論について簡単に説明することで、周辺領域の理論が文学研究に応用できることを例証するようにしたい。
　初学者にとって文学作品は平易な英語で書かれていても、実際は意味も価値もわからない謎めいたものであろう。この講義で取り上げる作品はどれも大変短い小説ばかりなので、予習してきた学生の英語読解上の疑問にこたえる時間的余裕がある。そのうえで、教員の提示する様々な論点について、個人またはグループで検討・議論をおこなってもらい、時間が許せば手短に口頭発表もしてもらう。この科目の履修者の多くは教員免許取得を目指していると予想されるので、勤勉であることを前提に授業を進めていくつもりである。

【学習到達目標】

(1)平易な英語で書かれた小説を正確に読む力を身につける。
(2)質問に速やかに口頭で答え、短時間で達意の文章を書く力を養う。
(3)小説の登場人物の人生をよく観察し、他人を洞察する力を高める。

【履修上の注意】

毎回の講義に先立って、小テストを行います。その日に扱う短編小説のあらすじを尋ねます。必ず予習してください。要約文に慣れてきたら、解釈文等も書いてもらいます。

【事前準備学習】

翻訳でもいいので、テキストで取り上げている作家の小説を読んでおくことをお勧めします。私の読み方が絶対的に正しいわけではないので、図書館で他の研究者がどんな解釈をしているかを調べることも重要です。また、こうした労力が試験の時に役立つでしょう。

【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
　図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）

教科書	『現代アメリカ・ショート・ショート・ストーリーズ』滝口晴生編金星堂
参考書	－参考書は、登録されていません。－
指定図書	－指定図書は、登録されていません。－

【評価方法】

毎週の小テスト(90%)、授業中の発言等の貢献度(10%)。

【講義テーマ】

回数	テーマ	テーマURL
1	Robert Fox, "A Fable"
2	Raymond Carver, "Popular Mechanics"
3	Gary Gildner, "Sleepy Time Gal"
4	Langston Hughes, "Thank you, M’am"
5	Ray Bradbury, "I See You Never"
6	Donald Barthelme, "The King of Jazz"
7	Paul Milenski, "Tickits"
8	Rolf Yngve, "The Quail"
9	Stephen Dixon, "The Signing"
10	Tobias Wolff, "Say Yes"
11	Tennessee Williams, "Tent Worms"
12	Mark Strand, "Dog Life"
13	Oscar Wilde, "The Happy Prince" (handout)
14	Poems (handout)
15	Brief Summary
16	定期試験期間