【講義概要】
この授業は、1年次の「基礎セミナー」、「導入演習」を踏まえて、大学で専門科目である憲法を「自主的に」学んでいくための基礎的な力を演習形式で実践していくものである。授業では、憲法１aの授業で扱わない判例をテーマとして選択し、憲法１bの授業内容に即して、その内容を報告できるようになることを目指す。
この授業を履修することで、コミュニケーション・プレゼンテーション能力のみならず、他者に対して、自分の法的な考えを口頭や文章によって的確に伝える能力を養うことができる。
【学習到達目標】
本演習授業では、憲法の具体的な課題についての報告をプレゼンテーションする能力を実践できるようにすることを目標とする。
【履修上の注意】
授業の大部分はグループ学習となるため、欠席をしたり、発表の準備を他人任せにしたりすることは厳に慎むこと。
グループ発表の準備のために、積極的に授業時間外にもグループで集まって学習（サブゼミ）を行うこと。
【事前準備学習】
授業の準備にあたってより積極的に図書館の資料やCCSを活用すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | 『憲法判例百選（第6版）Ⅰ・Ⅱ』 長谷部恭男他編 有斐閣 2013年 |
| 参考書 | とくに指定しないが、鎌田薫他編『デイリー六法 平成29（2017）年版』（三省堂書店、2016年）を推薦します。
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| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
平常点で評価する。レジュメの作成、発表への取組みの姿勢、授業での質疑や討論への参加態度などを総合的に判断して評価を行う。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | ガイダンス、受講生の自己紹介 | |
| 2 | 憲法判例百選（第6版）思想・良心の自由、Ⅰ－37事件 | |
| 3 | 憲法判例百選（第6版）政教分離原則 Ⅰ－49事件 | |
| 4 | 憲法判例百選（第6版）ビラ配りの自由 Ⅰ－63事件 | |
| 5 | 憲法判例百選（第6版）取材の自由 Ⅰ－78事件 | |
| 6 | 憲法判例百選（第6版）営業の自由 Ⅰ－94事件 | |
| 7 | 憲法判例百選（第6版）財産権 Ⅰ－101事件 | |
| 8 | 憲法判例百選（第6版）適正手続 Ⅱ－112事件 | |
| 9 | 憲法判例百選（第6版）生存権 Ⅱ－139事件 | |
| 10 | 憲法判例百選（第6版）教育を受ける権利 Ⅱ－142事件 | |
| 11 | 憲法判例百選（第6版）労働基本権 Ⅱ14－3事件 | |
| 12 | 憲法判例百選（第6版）性差別 Ⅰ－12事件 | |
| 13 | 憲法判例百選（第6版）国家賠償、Ⅱ－133事件 | |
| 14 | 憲法判例百選（第6版）在監者 Ⅰ－16事件 | |
| 15 | まとめ 全体の振り返り | |
| 16 | 試験はありません。 | |