【講義概要】
スペイン語を話す人々は世界に4億2千万人いると言われています。また、スペイン、中南米諸国などスペイン語を公用語とする国のほか、米国などにもスペイン語話者のコミュニティが存在します。
日本にも数万人の中南米出身者が居住し、特に東海地方には多くの集住地域があることから、教育や医療分野でのスペイン語習得に対する関心が高まっています。
この授業では、スペイン語の文法を中心に学習し、受講者がこれまで学んできた外国語である英語とは異なる言語、その背景にある社会や文化にも触れることを目的としています。未知の世界に目を向けて、新しい興味や関心が生まれることを期待します。
教科書に沿って、1課ずつゆっくりしたペースで進みます。早く進むことよりも、着実に理解することが目標です。
学習を助けるための小テストなども実施する予定です。
【学習到達目標】
アルファベットからはじめて、スペイン語に特徴的な発音などを学んだあと、少しずつ文法知識を身につけていきます。あいさつや数字なども学習しながらスペイン語に慣れていってください。
春期の到達目標は、英語のbe動詞に相当する動詞ser、estarと基本的な規則動詞を使って簡単なコミュニケーションがとれるようになることです。
1年次終了時にはスペイン語検定試験6級(もしくは5級)程度の実力をつけることを、「基礎スペイン語」の最終到達目標とします。
【履修上の注意】
・新しい言語を学ぶ時、「知らないこと」「覚えなければならないこと」がたくさんあります。最初は多すぎると感じるかもしれませんがあきらめないでください。
・とにかく毎回きちんと出席すること。居眠り・雑談などしないで授業に集中してください。自分でとったノートが学習の助けになります。
・授業への積極的な参加を期待します。
・わからないことがあれば講義中に遠慮なく質問してください。
・辞書(電子辞書も可)を持ってくること。スマートフォンのアプリの使用は禁止します。
【事前準備学習】
講義で「絶対重要!」と言われたことは、先送りにせずそのつど覚えるようにしましょう。そのためには復習が有効です。また、小テストは実施日を予告しますので必ず準備してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『グラマニョール』 福森雅史ほか 朝日出版社 2017 授業の進捗度・学生の習熟度によって、別途補助的に教材を配布します。 |
参考書 | 『西和中辞典 第2版』 高垣敏博 小学館 2007 『プエルタ 新スペイン語辞典』 上田博人 研究社 2006 『クラウン西和辞典』 原 誠 三省堂 2005 『現代スペイン語辞典 改訂版』 山田善朗 白水社 1999 *一例です。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験 80% 平常点 20%
授業中に繰り返し説明し、小テストで理解度をチェックした内容を踏まえて試験問題を作成します。
試験の答えを見れば、授業態度がわかると考えています。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | スペイン語とはどんなことばか・スペイン語を話す国々 | |
2 | アルファベットと発音、母音と子音 | |
3 | 音節、アクセントの位置 | |
4 | 読み方の復習、あいさつ、月・曜日・季節 | |
5 | 名詞の性と数 | |
6 | 定冠詞、不定冠詞 数字1~10 | |
7 | 3~6の復習 | |
8 | 形容詞(語尾変化と位置)、指示形容詞 | |
9 | 主格人称代名詞、語順 | |
10 | 規則動詞(-ar動詞)、所有形容詞 | |
11 | 規則動詞(-er動詞、-ir動詞)、否定文と疑問文、疑問詞 | |
12 | 8~11の復習 テスト | |
13 | 動詞ser、数字11~30 国名・言語・国籍 | |
14 | 動詞estarとhay、曜日と日付のたずね方 | |
15 | 13・14の復習 テスト | |
16 | 定期試験期間 | |