名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限キリスト教概説春A名古屋 21髙見 伊三男AV1101

【授業情報】

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講義概要

 キリスト教概説として、まず『聖書』における中心部である「新約聖書」について学んでいきます。
 『聖書』は、まず世界最大の宗教であるキリスト教(キリスト教会やキリスト教主義学校)の正典です。また世界における永遠にわたるベストセラーです。さらに、西洋文化の基礎であるだけでなく、近年はアジア、アフリカなどでも急増して読まれています。それゆえ、 『聖書』は“The Book”と呼ばれています。その『聖書』は、「旧約聖書」と「新約聖書」から構成されています。
 「新約聖書」は、キリスト教会やキリスト教主義学校(本学も含む)の正典(「新約聖書」と「旧約聖書」)中の正典です。その中の中心人物として、“イエス”と“パウロ”が挙げられます。イエスは神の(最愛の)子・救い主(王)と呼ばれています。またパウロは、初代教会におけるイエスの最大の直弟子(証人)すなわち使徒と言われています。そうしたイエスとパウロについて、「新約聖書」における注目すべきトピックを通して学んでいきます。彼らを学びつつ、私達は各自それぞれの人生の土台(岩なる土台)についての重要なメッセージを与えられるでしょう。講義の15回のそれぞれのテーマとしては、下記のとおりです。



【学習到達目標】

 「新約聖書」、特にその中の代表であるイエスとパウロを通して、各自の人生の岩なる土台について、言い換えれば、人生のまことの、確かな、模範的な、永遠なる愛について、持続的な関心が与えられることを目標とします。
 またその結果、本大学の建学の精神「敬神愛人」(イエスの代表的教え)を深く覚えて、大学のチャペルや教会の礼拝にも、またさまざまな慈善的活動にも自由に参加できるようになって下さい。



履修上の注意

 『聖書』(「新約聖書」+「旧約聖典」)は、本講の教科書ですので、毎回必ず持参して下さい。
 『聖書』の中心部の「新約聖書」は、今からおよそ2000年以上も昔に証しされ記されてきた、歴史的・世界的に代表的な“古典”です。古典であるがゆえに、昔の時代背景において生まれたものなので、現代の私達には理解しがたいことも多々あります。その一助として、DVDを2個鑑賞してもらいますので、楽しみにしてください。
 また、質問などありましたら、各授業の終わりやCCSの質問などに遠慮なく聞いてみて下さい。



【事前準備学習】

 『聖書』の中の「新約聖書」に、多少なりとも読んで親しむようにしておいて下さい。特に、イエスについての4つの「福音書」やパウロについての「使徒言行録」やその後続のパウロの13の手紙などを読んでおくと、講義もより理解しやすくなると思います。
 また、毎回配布していく講義用プリントは期末定期(レポート式)試験の時の参考資料として活用してもらいたいので、大事に保存していってください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『聖書-新共同訳(ハンディバイブル)-(本学のキリスト教講義で共通のもの)』 日本聖書協会
上記の『聖書』は、私のすべてのキリスト教についての授業において共通の教科書です。各自が毎回必ず持参して下さい。
参考書『聖書における愛-イエスの愛とパウロの愛』 高見伊三男 春風社 2011年
上記の参考書は、講義の内容と大部分重なりますが、特に新約聖書におけるイエスの愛とパウロの愛に焦点を当てています。
指定図書『聖書における愛 : イエスの愛とパウロの愛』 高見伊三男著 春風社 2011.10
『Son of God』 クリストファー・スペンサー監督 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン(発売) 2015

評価方法

平常点(48点)+授業時朗読他(2点ずつ加点)+定期試験(50点)+チャペル・カレッジ・オルガンアワー(2回まで3点ずつ、3回以上2点ずつ加点)+日本基督(キリスト)教団諸教会日曜礼拝(2点ずつ加点「教会週報」で確認)=合計点



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1聖書および新約聖書の概要
2イエスの生涯①ーKING OF KINGS (前編)の参照ー
3イエスの生涯②ーKING OF KINGS (後編)の参照ー
4イエスの降誕ークリスマスの意味ー
5イエスの教え
6イエスの最初の弟子たちおよび弟子の心がまえ
7イエスのいやしおよび奇跡
8イエスの十字架
9イエスの復活
10イエスの昇天
11パウロの生涯①-ローマ帝国に挑んだ男(前編)の参照ー
12パウロの生涯②-ローマ帝国に挑んだ男(後編)の参照ー
13パウロの回心
14パウロの信仰、希望、愛
15まとめおよび「敬神愛人」(本学の建学の精神)
16定期試験期間