名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限民法2秋A名古屋 23細川 壯平CS3328

【授業情報】

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講義概要

私達の日常生活は、その隅々まで法律で規定されています。この法律とは、民法が基本なのです。この民法の基礎を学びます。
 法律を学ぶとは、条文を記憶することと、一般の人は想像します。しかし、実はそうではありません。条文知識は確かに重要なのですが、本当に重要なことは、その思考方法と判例なのです。よって授業では、民法入門として、民法の重要事項とその思考方法、そして判例を見ていきます。
  この民法2では、民法1に続いて、実生活で生起する法律的問題に対応するに、民法の分野を学ぶとともに、これらを踏まえた上で、現代社会で身近に氾濫する法律問題に対処できるように法的知識、法的思考方法を身に付けることを目的とする。具体的には不法行為法を中心として、損害賠償の問題や悪徳商法、交通事故などを扱う。これは現代社会での生活にとって必須のものとなります。そしてこれが、どうしても知っていなければならない見識となり、四年生大学卒ならではの学識となるのです。
 加えて、知らないことにより不利な立場に立つことのないよう、担保や保証についての必須の事項も講義します。



【学習到達目標】

 民法における損害賠償責任に関する過失責任の原則を理解し、因果関係論を理解し、損害賠償責任の範囲につき理解できること。また、交通事故などにおける過失割合の理解。私的紛争における挙証責任を知り、また紛争解決の方法とその概略を知り、実社会での契約等の現場において、問題点感知能力を発揮できるよう、基礎知識を得、もって法律問題につき立ち向かう気概を身につけること。加えて、一般法と特別法の関係における消費者保護などの法制度を理解する。
 加えて金銭の貸し借りに伴う担保や保証についても最低限必要な学識を養う。



履修上の注意

私語は厳禁。テキスト・ノート、筆記具等を持参し、授業を受ける体制で参加すること。テレビ・新聞紙上で紹介される法的問題にも注意し、事前知識を得ておくこと。条文を参照するので、各自六法を用意すること。代表的なものを参考書として参考書欄に示しておく。



【事前準備学習】

 予定されているテーマにつき、テキストを読んでおくこと。また、資料等を配布するので目を通しておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『民法がわかった 改訂第4版』 田中嗣久 田中義雄 法学書院 2008
参考書『ポケット六法平成29年度版』 有斐閣 平成28年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 筆記試験80% 授業中の質疑応答等平常点20%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1民法上の原則と信義則
2市民生活と不法行為
3不法行為と因果関係・使用者責任
4交通事故と過失相殺・逸失利益
5製造物責任法
6物件・所有権と占有権
7担保物件・留置権・先取特権
8抵当権とその効力
9抵当権の処分
10譲渡担保と仮登記担保
11債権とその効力
12債務不履行と損害賠償額の予定と消費者契約法
13危険負担
14連帯債務と連帯保証
15まとめの講義
16定期試験期間