【講義概要】
本講義では、身近な事例を読み解きながら、社会はどこにどのように存在するのか、私たち個人は社会にどのように位置づけられるのか、社会にはどのような力が働いているのかなど、行為と共同性をめぐる社会学の基本的な問題を考察し、社会学的に社会をまなざす方法を身につける。映像メディアなどを用いたわかりやすい講義をめざす。
【学習到達目標】
親密性と公共性、相互行為と自己、社会秩序と権力、組織とネットワーク、メディアとコミュニケーションといったテーマを通じて、社会学的に社会をまなざす方法を身につけ、現代社会の諸問題を適切に理解することを目指す。
【履修上の注意】
講義内容を理解するだけでなく、問題意識をもちそれを展開する積極的な態度を求める。
【事前準備学習】
指示された参考書を読むことが望まれる。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『社会学』 長谷川公一ほか 有斐閣 2007 |
指定図書 | 『社会学』 長谷川公一, 浜日出夫, 藤村正之, 町村敬志著 有斐閣 2007.11 |
【評価方法】
平常点(40%)、学期末試験(60%)により評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション:講義内容・評価方法について | |
2 | 親密性と公共性(1):「社会」の発見 | |
3 | 親密性と公共性(2):ゲマインシャフトとゲゼルシャフト | |
4 | 相互行為と自己(1):個人形成と社会形成 | |
5 | 相互行為と自己(2):役割期待・ドラマトゥルギー | |
6 | 社会学を観る(1):映像資料鑑賞 | |
7 | 社会秩序と権力(1):秩序維持のメカニズム | |
8 | 社会秩序と権力(2):権力と紛争 | |
9 | 組織とネットワーク(1):組織・人間・環境 | |
10 | 組織とネットワーク(2):非営利組織の組織論 | |
11 | 組織とネットワーク(3):ネットワークと組織の動態化 | |
12 | 社会学を観る(2):映像資料鑑賞 | |
13 | メディアとコミュニケーション(1):社会のなかのメディア | |
14 | メディアとコミュニケーション(2):メディアの歴史 | |
15 | メディアとコミュニケーション(3):メディアの重層性 | |
16 | 定期試験期間 | |