【講義概要】
企業の経営活動が複雑化、多様化する中で、自社や取引先あるいは投資先などの経営実態を正しく把握するための手段として、代表的な企業情報である会計情報(貸借対照表や損益計算書などの財務諸表(決算書))を理解する能力(会計リテラシー)がますます重要になっています。会社は、毎年決算書を作成する。そして、決算書によって会社は評価される。決算書の数字をもとにした各種経営指標を使って経営分析を行えば、自社の業績の変化や、ライバル企業と比較した自社の強みや弱みを明確にとらえることができる。これにより会社が、そして自分自身が進むべき方向性がみえてくる。本講義では、皆さんがよく知っている会社の事例を紹介しながら、進めていくことにしたい。
ビジネス会計検定試験3級では、会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析等、財務諸表を理解するための基礎的な力を身につけることを目的とする。
【学習到達目標】
ビジネス会計検定試験3級程度の知識と技術を修得することを目標とする。
【履修上の注意】
簿記2級程度の知識が必要です。
教室内での基本的マナー厳守のこと。出席を最重要視する。段階を追って体系的な理解が求められるので毎時間出席すること。
1回目の授業には、必ず出席すること。
【事前準備学習】
簿記の基礎は、理解しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『専門基礎ライブラリー 入門会計学』 片山覚 実教出版 |
参考書 | 『ビジネス会計検定試験3級合格テキスト』 山下壽文 同友館 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験60%(受講者数や授業の進み具合によってレポートなどに変更する可能性もある。)
平常点・授業態度40%(授業への積極的参加・小テストなど)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | アカウンティング特講の概要の説明と評価方法 | |
2 | 会計の意義、会計の役立ち | |
3 | 会計情報の内容、財務諸表の役割と種類 | |
4 | 会計情報の開示、貸借対照表のしくみ | |
5 | 資産とは | |
6 | 負債とは | |
7 | 純資産とは | |
8 | 損益計算書のしくみ | |
9 | 損益計算のルール | |
10 | 会計情報の作り方、売上総利益とは | |
11 | 営業利益とは | |
12 | 経常利益とは | |
13 | 税引前当期純利益とは | |
14 | 当期純利益とは | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |