【講義概要】
病理学総論の基本的な内容、すわわち病気の原因と発生のメカニズム、病気の種類と形態学的特徴などについて学習する。
【学習到達目標】
病気の成り立ちや様々な疾患を理解する上で必要な病理学的現象、すなわち退行性変化、増殖性変化、循環障害、炎症、免疫と感染症、腫瘍の基礎的知識を修得する。
【履修上の注意】
健康な人体では正常な構造(解剖学で学習)の中で正常な機能(生理学で学習)が営まれていて、病気はそのしくみが崩れたときに起こる。病気を理解するには、すなわち病理学を学ぶためには、すでに学んだ解剖学と生理学が基礎知識となるので、これらの知識を土台にして学習することになる。講義の前にあらかじめ教科書を読んでおき、講義の後では学習したことについて教科書などを参考にして復習することが大切である。
【事前準備学習】
病理学総論を学ぶには解剖学、組織学、生理学をしっかり復習しておくこと。またこれらの講義中に学んだ生化学の知識も必要である。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『カラーで学べる病理学』 渡辺照男 編集 ヌーヴェルヒロカワ 第4版 2014年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
評価は講義期間中に実施する試験(配点80%以上)とその他の評価項目(配点20%以下)で行う。その他の評価項目はレポートなどの課題、授業態度などである。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 病因論(病気の原因と成り立ち)/病気の種類と形態/病理検査法 | |
2 | 退行性病変(物質代謝障害) | |
3 | 増殖性病変 | |
4 | 循環障害 | |
5 | 炎症 | |
6 | 免疫と感染症 | |
7 | 腫瘍 | |
8 | まとめ及び試験 | |