【講義概要】
理学療法における機能診断を実施するために必要な各種評価技術の実習を行う。特に、徒手による理学的検査については、検査結果の信頼性を高めるために繰り返し実習を通して学習する。主に身体運動と骨触診(ボディランドマーク)、形態計測(四肢長と四肢周径)、関節可動域検査、筋力測定の検査を中心に行う。
【学習到達目標】
形態計測、関節可動域測定、徒手的筋力測定が原則に則って評価できるようにする。
【履修上の注意】
予習、復習の成果を確認します。なお、本講義は機能障害診断学演習と対になっていますので、講義はどちらか一方というわけではないです。
【事前準備学習】
これまでにやってきた、解剖学、体表解剖学、運動学を理解しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『新・徒手筋力検査法』 津山直一、中村耕三 協同医出版 『ベッドサイドの神経の診かた』 田崎義昭、齋藤佳雄 南山堂 『理学療法評価学テキスト』 細田多穂 監修 南江堂 本学で作成したテキストも使用:授業で説明いたします。
「機能障害診断学」同様 |
参考書 | 『『理学療法評価法』』 中島喜代彦, 千住秀明 編集 神陵文庫 『標準理学療法学 理学療法評価学』 内山 靖 編 医学書院 『理学療法学ゴールドマスターテキスト』 柳澤 健 著 メジカルビュー社 「機能障害診断学」同様 |
指定図書 | 『神経症候学 改訂第2版 2』 平山惠造著 文光堂 2010.7 『理学療法評価学 改訂第4版』 松澤正, 江口勝彦著 金原出版 2012.12 『理学療法評価学 初版 2(15レクチャーシリーズ. 理学療法テキスト)』 石川朗総編集/森山英樹責任編集 中山書店 2013.10-2013.11 『理学療法評価学 初版 1(15レクチャーシリーズ. 理学療法テキスト)』 石川朗総編集/森山英樹責任編集 中山書店 2013.10-2013.11 『リハビリテーション基礎評価学 : PT・OTビジュアルテキスト』 潮見泰藏, 下田信明 羊土社 2014.11 |
【評価方法】
授業態度、機能障害診断学(筆記試験)を考慮し、実技試験により評価
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 評価検査測定/形態計測について | |
2 | バイタルサイン/形態計測:周径(四肢、胸囲、腹囲)、四肢長、身長・体重(BMI) | |
3 | 関節可動域測定方法 | |
4 | 関節可動域測定(上肢) | |
5 | 関節可動域測定(下肢) | |
6 | 関節可動域測定(体幹) | |
7 | 形態計測・ROM総括 試験① | |
8 | 徒手筋力検査方法 | |
9 | 徒手筋力検査(肩甲帯) | |
10 | 徒手筋力検査((上肢) | |
11 | 徒手筋力テスト(下肢) | |
12 | 徒手筋力テスト(下肢) | |
13 | 徒手筋力検査(頭部・体幹) | |
14 | 徒手筋力テスト総括 試験② | |
15 | まとめ | |
16 | 試験のフィードバックなど | |