【講義概要】
従来から経営学は企業組織や経営に関することを追求してきたが、経営情報システムが経営の基盤といえるほど重要になったといっても差し支えないだろう。
経営情報システムは、企業目的を達成するためにコンピュータやネットワークなど情報機器や情報技術を活用して企業経営の効率化や合理化や意思決定の支援システムであると考えられている。しかし、経営情報システムの支援対象が組織だけでなく個人にまで及んでおり、また企業の目的も同じとは限らないため、経営情報システムとして統一的な方法論を明確にすることがまだできていない。
経営情報システムは、企業や組織における業務や管理活動の遂行に利用されるが、たとえパソコンしか使わなくても業務や管理活動がしっかりできる仕組みができているなら、それは優れた経営情報システムがあると考えることができる。このように経営情報システムは多様な形態をとってきたが、近年その方向性が多様化している。
そこで本講義は、まず情報社会の概況からはじめさまざまの興味を引く企業情報システムの話題につい講義する。
また講義内容の理解を進めるためにコンピュータとネットワーク技術について講義する。具体的には、ハードウェア、ソフトウェア、データベースおよびネットワークインフラ、情報倫理などに関する基礎的事項を講義する。ソフトウェアに関しては、ソフトウェアの体系、OS と言語、セキュリティ、データベースでは、リレーショナルデータベース、情報通信インフラも取り上げる。
また企業組織内で利用されてきた経営情報システムの類型化、システム構築技術、新たな情報システムの形態に触れる。
さらに、グル―プウェア、組織変革の情報システム(BPR)、サプライチェーン(SCM)、ビッグデータ、IOT、ナレッジ・マネジメントシステムの役割や概念について触れる。
【学習到達目標】
経営の基礎知識、情報の基礎知識、現代の情報システムのイメージの修得、企業における情報システムの役割の理解
【履修上の注意】
授業では授業支援システムで学習コースを提供し、小テストで知識確認を行う。講義内容の理解を深めるために、最近注目された経営事例を積極的に取り上げ、論理的に記述できるように授業を進めていく。休まずに受講してください。授業中に学習内容確認し、さらに深めるために演習(記述式、選択式)を行います。これによって各自で学習内容の理解度を確認してください。
【事前準備学習】
前週の授業内容を見直しておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(経営情報に関する知識確認テスト、課題レポートなど)と定期試験の成績
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | #01 ネット社会の概況 | |
2 | #02 ネット通販 | |
3 | #03 EDI・標準化 | |
4 | #04流通情報システム | |
5 | #05位置情報システム | |
6 | #06 ネット配信ビジネス | |
7 | #07 トレーサビリティ | |
8 | #08 ネットワークと知的所有権 | |
9 | #09ネットワーク | |
10 | #10情報漏洩 | |
11 | #11 サイバー攻撃 | |
12 | #12情報倫理とセキュリティ | |
13 | #13 金融情報システム | |
14 | #14 電子決済 | |
15 | #15 講義内容の総括 | |
16 | #16 定期試験期間 | |
17 | #17 ビッグデータ | |
18 | #18 農業情報システム | |
19 | #19 3次元仮想現実システム | |
20 | #20電子公告とマーケティング | |
21 | #21 物流情報システム | |
22 | #22 金融サービス | |
23 | #23 暗号・復号・電子認証 | |
24 | #24 SFAとCRM | |
25 | #25経営組織と情報システム | |
26 | #26 ネットビジネスの概況 | |
27 | #27情報ステムの外部調達 | |
28 | #28 システム障害 | |
29 | #29 リスクマネジメント | |
30 | #30 経営情報システムの展望・ビジネスモデル | |
31 | #31 講義内容の総括 | |
32 | #32 定期試験期間 | |