【講義概要】
本講義は、春学期に開講した「金融基礎論」とセットで金融を学ぶ上で必要な基礎的な知識を解説するものである。
また、本講義は、金融システムという講義名が示すように、わが国の金融構造の状況や、抱えている問題を中心に解説するもので、ペイオフや自己資本比率規制、デリバティブなど、最近取り上げられることの多いテーマを中心に扱う。
【学習到達目標】
日刊紙の金融欄の記事を、同時に起きている経済事象と関連づけて読み取ることができるようになる。
【履修上の注意】
毎回講義終了時に小テストを実施し、その結果を平常点として、20点程度配分する。また、期末テストは80点満点で出題し、両者の合計で評価する。欠席の多い人は期末試験の正解率が高くないと合格にならないので注意のこと。
また、春学期の金融基礎論を受講せずに、単独で本講義を受講する場合は、十分に予習・復習をしないと講義について行けないと思われるので、春学期から受講することを奨める。
【事前準備学習】
講義の初めに行われる前週に実施した小テストの解説の理解を高めるために、事前に前週の問題と、自分の書いた答えを確認しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『金融論』 家森信善 中央経済社 2016年 |
参考書 | 都度紹介する |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 金融システムの安定化のための政策 | |
2 | プルーデンス政策 | |
3 | 自己資本比率規制 | |
4 | 事後的政策手段 | |
5 | 公的資金の資本注入 | |
6 | 証券会社や保険会社の顧客の保護 | |
7 | 自由化、国際化、技術発展と金融市場 | |
8 | 金融市場の規制の必要性 | |
9 | 金融市場の主な規制 | |
10 | 金融における消費者保護 | |
11 | 間接金融型の金融商品 | |
12 | 家計の金融商品選択の現状 | |
13 | 直接金融型の金融商品 | |
14 | 金融派生商品 | |
15 | ファイナンスの基礎理論 | |
16 | 定期試験期間 | |