【講義概要】
新時代のビジネスリーダーにとってマーケティングの本質を理解することはもはや常識となっている。効率生産のみに力をいれていた企業も消費者ニーズに目を向け始めたが、その先の行動の指針が見えないというのがビジネス現場の実態である。さらに、急速な情報化と国際化により、マーケティングも日々刻々と変化し、ビジネス環境は複雑化している。本講義では、現場感覚を重視し、顧客視点からマーケティングの本質を捕らえることに重きを置く。そして、マーケティング基本戦略および商品、価格、流通、販促戦略を自ら企画構築できる実践力を養成する。また最新のIT技術、メディア事情、などマーケティングに大きな影響を及ぼす現象をとらえ、現在のマーケティングビジネスに即したタイムリーな講義を行う。さらにマーケティングの新潮流として、サーチエンジンマーケティング、サービスマーケティング、ビジネスの最新情報等も講義にとりいれてゆく。
【学習到達目標】
・顧客視点に立ったマーケティングの本質理解
・マーケティングミックスの4要素の理解と応用、実践力養成
・ビジネスの最新情報をベースにしたマーケティングセンスを身につける
・インターネットのマーケティングへの活用
【履修上の注意】
受講条件は特に設けない。教員は、受講生が興味を持って積極的に理解できるように講義することを心がける。ただし、講義中の私語、携帯電話の使用、他の受講者の迷惑となる行為を取る者に対しては、厳しい態度で臨む。講義中、頻繁に受講生諸君の席をまわり、授業内容についての質問をする対話型講義を行う。
【事前準備学習】
ビジネス現場の状況に即応した講義を行います。新聞、インターネット等でビジネスや経済の基本的動向を調べて講義にのぞんでください。少しでも企業のことに興味を持って講義を受けてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『知識ゼロからのマーケティング入門』 前田信弘 幻冬舎 2009 適宜、プリント等の資料を配布する |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・評価基準を中心に筆記試験を中心に平常点、授業態度を加味して評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 受講の心構えとイントロダクション マーケティングとは何か | |
2 | 製品戦略 その全体説明、製品の構成要素 | |
3 | ブランド戦略の基本とブランド拡張 | |
4 | ブランド戦略のビジネス実戦例 ライオン、ハウス食品、アサヒ飲料などのケースをとおして | |
5 | プライベートブランドとその活性化の背景 | |
6 | プライベートブランドの実用例と共同開発 コカ・コーラ、花王のケースをとおして | |
7 | 新製品開発の概要 小林製薬のケースをとおして | |
8 | 価格戦略の概要 価格決定法、プライスライニング | |
9 | 流通チャネル戦略の概要と3つの主要チャネル政策について | |
10 | 垂直マーケティングシステムと実戦例 ユニクロ、しまむら、トヨタ自動車などのケースをとおして | |
11 | 卸売りと小売チェーンの概要と実際 サプライチェーンマネジメントの考え方 | |
12 | 物流とロジスティクスの概要と実戦例、グローバル・サプライチェーンについて | |
13 | プロモーション戦略の基本とプッシュ戦略、プル戦略 | |
14 | インターネットマーケティングの概要と実際 | |
15 | プロモーション戦略とスポーツマーケティング | |
16 | 定期試験期間 | |