【講義概要】
人的資源としての従業員と使用者・経営者の関係は、「労使関係」として捉えることができる。本講義ではこの労使関係について、その原則と類型、労使関係の一方の当事者としてみた労働組合、労使関係の健全化のための最も重要な方策の1つである、労働者・従業員の経営参加等をとりあげる。また、わが国の従来型の労使関係や労務管理の特質およびその長所・短所を整理したうえ、新しい人事労務環境下で今後挑戦していくべき労務管理(人的資源管理)の課題とその基本原理、労働法規からみた働くルール等について考える。
【学習到達目標】
大学生として、また就職後の社会人として最低限必要な知識と教養を身につけることを目標とする。
【履修上の注意】
日本企業の労使関係について、新聞やテレビでの報道に日ごろから関心を持っておくこと。
【事前準備学習】
「人的資源管理論」を併せて受講する(受講している)ことが望ましい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 追って指示する。 |
参考書 | 『新経営学』 羽路駒次,小嶋博編著 晃洋書房 2003.4 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 人的資源管理と労使関係 | |
2 | 労使関係の類型:史的考察 | |
3 | 労使関係の基本原則 | |
4 | 労働組合論:総論 | |
5 | 〃 :企業別組合と産業別組合 | |
6 | 労働者・従業員の経営参加 | |
7 | ドイツ共同決定制 | |
8 | 労使協議制と職場参加 | |
9 | 日本における経営参加 | |
10 | 日本的労使関係と人事労務管理:集団主義の行方 | |
11 | 〃 :《 三種の神器》をめぐって | |
12 | 新しい人事労務管理とその原理 | |
13 | 労働関連法規:総論 | |
14 | 〃 :各論 | |
15 | 労働契約・就業規則・労働協約 | |
16 | 定期試験期間 | |