【講義概要】
地域におけるスポーツは、人々のスポーツ要求の高まりを背景にして、学校、自治体、NPO、クラブ、スポーツ団体といった諸アクターに支えられながら、豊かな人生の享受、こどもの健全育成、コミュニティの醸成、健康の保持増進などに寄与することを期待されつつ、展開されています。本講義では、このような地域スポーツに関する基本的事項と、現在表面化している諸問題について学習し、このことを通じて、地域スポーツの今後のあり方を考究する能力を育成することを目指します。※COC地域志向科目
【学習到達目標】
・地域スポーツに関する基本的事項を適切に説明することができる
・地域スポーツの今後のあり方に関する考えを論理的・説得的に説明できる
【履修上の注意】
板書中心の講義です。板書の内容だけでなく、補足事項を含めてしっかりとノートを取り、その内容を理解することが重要となります。
【事前準備学習】
スポーツにおけるラフプレー、暴言、際どい判定、体罰、ドーピング、セクハラ、観客の暴走、性差別、ナショナリズムなどの社会的・倫理的問題に対し広い関心を持ち、関連する時事ニュースに目を通しておいてください。その関心が、本講義の理解を促進する原動力となります。
また事後にはノートを見直し、時事ニュースとの関連を検討したり、疑問点を調べてみるなどして、理解を深めるよう努めてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『テキスト 総合型地域スポーツクラブ 増補版』 日本体育・スポーツ経営学会(編) 大修館書店 2004 『スポーツ政策論』 菊幸一、齋藤健司、真山達志、横山勝彦(編) 成文堂 2011 |
指定図書 | 『地域づくりとスポーツの社会学』 松村和則著 道和書院 1999.9 『テキスト総合型地域スポーツクラブ 増補版』 日本体育・スポーツ経営学会編 大修館書店 2004.5 |
【評価方法】
試験80%、平常点20%
試験は、期末試験の結果から評価する。
平常点は、授業態度と随時提出を求めるレポートから評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | はじめに | |
2 | 地域社会とスポーツ | |
3 | 地域の諸問題とスポーツ | |
4 | 地域におけるスポーツ振興のあゆみ(1)-戦前から高度経済成長期まで- | |
5 | 地域におけるスポーツ振興のあゆみ(2)-安定成長期から現在まで- | |
6 | 地域スポーツを支える法 | |
7 | 地域スポーツを支える行政と政策 | |
8 | 地域スポーツクラブの歴史と役割 | |
9 | 総合型地域スポーツクラブの特質と課題 | |
10 | 地域スポーツの指導者 | |
11 | スポーツ指導者の法的責任 | |
12 | スポーツのリスクマネジメント | |
13 | 地域とトップスポーツクラブ | |
14 | 地域スポーツとスポーツ施設 | |
15 | 生涯スポーツの理念と特定対象者のスポーツ | |
16 | 定期試験期間 | |