【講義概要】
スポーツ科学とは、スポーツを医学、力学、生理学、栄養学、心理学等の方面から科学的にアプローチする学問である。その中でも、バイオメカニクスでは、人間の身体や用具に関する科学的なデータを基に、運動の原理や動きのメカニズムを力学的に読み解くことで、より効果的な動きについて理解することが可能である。本講義は運動のメカニズムを主に力学の観点から解説することで、運動学的視点からスポーツ技術を観察し、技術の習得や指導に役立てる資質を養うことを目標とする。
【学習到達目標】
バイオメカニクスに関する基本的な知識を習得し、それを運動の観察および動作改善のための指導に活用できるようになる。
【事前準備学習】
毎回の講義で配布する資料を講義後の復習として再読し、理解を深めた上で次回の講義に備えること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『スポーツ・バイオメカニクス入門』 金子公宥 杏林書院 2006 『バイオメカニクス 身体運動の科学的基礎』 金子公宥・福永哲夫 杏林書院 2004 『スポーツ動作の科学』 深代千之・川本竜史・石毛勇介・若山章信 朝倉書店 2010 『スポーツ技術のバイオメカニクス』 James G. Hay ブックハウス 2011 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
定期試験により評価する。また、平常点および授業態度も考慮して評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 筋収縮の力学 | |
3 | 運動の種類 | |
4 | 並進運動学 | |
5 | 回転運動学 | |
6 | 並進運動力学 | |
7 | 回転運動力学 | |
8 | 流体力学 | |
9 | 身体運動とエネルギーの基礎知識 | |
10 | 身体運動を理解するための生理学的基礎知識 | |
11 | 走動作のバイオメカニクス | |
12 | 跳動作のバイオメカニクス | |
13 | 投動作のバイオメカニクス | |
14 | 打動作のバイオメカニクス | |
15 | 回転運動のバイオメカニクス | |
16 | 定期試験期間 | |