【講義概要】
発達障害学では、ヒトの定型発達を系統発生、個体発生を踏まえながら胎生期から出生、そして生涯にわたる個体の変化の過程として捉える。特に出生後の発達に関しては、運動生理学的視点はもとより、認知面、情緒・社会性に至る全般の変化について説明する。
また代表的な発達障害の疾患について、疾患の概要と理学療法士としての評価と治療を、具体的に実践例を交えながら学び、さらに成人の評価と治療に定型発達の概念がなぜ必要なのかについて理解する。
【学習到達目標】
さまざまな障害を持つ子どもと親に対して、理学療法士として治療や援助を提供するにあたって、必要な基礎知識を身につける。また、実技とケースワークを通じて、実践的な問題解決力を身につけることを目標とする。
【履修上の注意】
教科書は事前に一読しておくこと。授業にケースワークスタディを取り入れる予定である。提出物の提示があるので、提出日を厳守すること。
【事前準備学習】
学生が居住する地域に、小児に関する医療・福祉・保健施設が必ず設置されています。
機会があればHPや施設見学等により、情報の収集をすることをお勧めします。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『小児理学療法テキスト』 細田多穂監修 田原弘幸ら 南江堂 2010 および配布資料 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験 80%:定期期末試験の結果から評価 20%:提出物、平常点
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 正常運動発達 | |
2 | 姿勢反射の発達 | |
3 | 脳性麻痺① 総論 | |
4 | 脳性麻痺② ケーススタディ | |
5 | 子どもの整形外科的疾患 | |
6 | 子どもの遺伝性疾患 | |
7 | 重症心身障害児 | |
8 | 小児理学療法のエビデンス | |