【講義概要】
地域リハビリテーションの概要を理解し、そこで必要とされる理学療法士の役割を学ぶ。これにより、症例ならびに生活場面に応じたリハビリテーションを提案できる。また、保健・予防とリハビリテーションとの関係を理解し、健康増進活動を実践できることを目標とする。一部学外での実習を行う。
ディプロマポリシーに掲げた「基礎医学領域の知識ならびにそれに基づく理学療法学と関連する専門領域の知識と技術を身につける。」の項目を主とするが、実習も伴うことから多岐の項目にまたがる。詳細はカリキュラムマップ参照。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
1.健康状態の評価とリスク管理について説明できる。
2.生活場面に応じたリハビリテーションを提案できる。
3.地域での健康増進活動を実践できる。
*各項目の詳細はコアカリキュラム参照。
【履修上の注意】
授業の一部で学外での演習を行う。実際の地域高齢者等を相手にするため、医療を学ぶ学生として相応の“態度”が備わっていないと判断された場合には、参加させることが出来ない。
【事前準備学習】
地域リハビリテーションの対象者は障害を重複してもっていることが少なくない。
各疾患、障害に対する基本的な理学療法について整理・復習しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『地域リハビリテーション学テキスト』 細田多穂 監修 南江堂 2008 『地域理学療法学』 浅川育世 編 医歯薬出版 2012 |
指定図書 | 『地域理学療法にこだわる』 日高正巳編 文光堂 2010.3 『訪問リハビリテーション実践テキスト』 全国訪問リハビリテーション研究会編 青海社 2009.8 『訪問リハ危険予知トレーニング : KYT50の場面』 石黒友康, 大森豊, 齋藤崇志編 医歯薬出版 2012.10 |
【評価方法】
演習への取り組み、レポート、試験を通して総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 生活場面とリハビリテーション(総論) | |
2 | 健康状態の評価とリスク管理 | |
3 | 各種評価器具・機器の取り扱いと測定値の理解 | |
4 | 演習オリエンテーション | |
5 | 演習① 老人保健施設の実際とリハビリテーション | |
6 | 演習② 特別老人福祉施設の実際とリハビリテーション | |
7 | 演習③ 通所サービスの実際とリハビリテーション | |
8 | 演習④ グループホームの実際とリハビリテーション | |
9 | 演習⑤ 在宅生活の実際とリハビリテーション | |
10 | 演習⑥ 放課後等デイサービスの実際とリハビリテーション | |
11 | 演習⑦ 高齢者の体力測定 | |
12 | 演習⑧ 健康増進活動の実際 | |
13 | 演習報告会 | |
14 | 事例検討① 在宅症例 | |
15 | 事例検討② 施設入所症例 | |
16 | 定期試験期間 | |