名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限データ表現技法秋A名古屋 21児島 (インストラクター3)GD1304

【授業情報】

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講義概要

 ノートパソコンを学習ツールとして十分に使いこなすには、実習科目での基本的なトレーニングが重要です。将来、仕事でパソコンやネットワークを利用する機会はますます多くなるので、大学4年間で学習や研究での多彩な活用経験が求められます。
 本講義は、実践的な情報処理能力を身につけことを目標とします。また、学部の専門科目ですから、専門的な内容を学習する上で必要となる基礎的スキルの修得にターゲットを絞ります。研究には数値やグラフが必要であり、これらを苦手にしていると理解が進みません。そこで、データをグラフとして表現する手法を学び、講義内容の理解を容易にします。さらに、ゼミナールなどの研究発表では、適切なグラフを用いると発表内容の説得力が著しく向上します。このようにデータ表現方法とパソコン実習を組み合わせることで、学習の相乗効果が得られることを狙いとします。
 講義は「情報処理基礎」修了程度の技能や知識を持つ学生を対象としています。実践的な内容から、個人の技術をさらにレベルアップさせます。具体的には、データの処理・表現方法を例題による実習形式で学びます。表計算ソフト(Microsoft Excel)による簡単なデータ集計とグラフの適切な描画方法などをマスターします。
 実習形式ですが、単なるExcel操作に終始せず、表計算ソフトの仕組みを理解すること、さらに効率的な操作法を考えることを狙いとします。そのためにCCSの自学自習に練習問題を用意し、基礎的知識を学びます。また、CCSで実習内容の理解度を調査したり、小テストで受講生の到達度を確認します。
 講義で修得した技術や知識を完全に自分の力とするには、実践的な活用が重要です。身近な日常データや他の授業での課題などにパソコンでデータ処理するよう心がけて下さい。これらのスキルが卒業論文などの作成に役立ちます。また、名証株式投資コンテストにも参加する予定です。実際の株価データの動きを分析する際に、Excelを利用してもよいでしょう。



【学習到達目標】

毎回、遅刻や欠席をせず、積極的な姿勢で受講できる。
実習や小テストにおいて、十分な準備や復習ができる。
独力でExcelによるグラフ作成ができる。
グラフ表現として必要な知識(データ系列・軸ラベル・凡例など)を確実に修得できる。
見栄えのよい、美しいグラフや表を作成できる。
Excelでのデータ処理に慣れることができる。
なお、詳細な達成項目は「ルーブリック(評価票)」を参照してください。



履修上の注意

本科目はノートパソコンによる実習科目なので、毎回、ノートパソコン一式(本体・電源アダプタ・LANケーブル)を持参すること。学部のクラス指定科目であり「情報処理基礎」と同様に少人数で構成されます。インストラクターによる丁寧な指導のもとで、CCSの教育支援システム(出席・授業アンケート・教材ダウンロード・自学自習・小テストなど)を利用します。実習なので、遅刻や欠席は厳禁です。出席状況が悪くなればCCSから「警告」し、それでも改善がみられない場合には「失格」を通知します。また、受講態度も重要で、同じ授業時間中に、2度注意を受けた学生は「欠席」とします。



【事前準備学習】

前回の授業で扱った内容(技術・知識)をしっかり確認して授業に臨むこと。
Minutepaperなどの課題は期限までに必ず提出し、自学自習などの宿題は授業前に終えておく。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール』 高橋佑磨, 片山なつ 技術評論社 2016
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

詳細はルーブリックによる。
1.授業態度(出席状況、授業への取り組み姿勢、課題の出来栄えなど)
2.CCSによる自学自習と小テスト
3.総合演習課題



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンスおよび情報処理基礎の復習, ルーブリック確認(1)http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/rubric/2015ek1306.pdf
2グラフ作成の基本(1) 元データとデータ系列、Webコンテストの登録https://www.nagoya-stock-exchange.com/
3グラフ作成の基本(2) オブジェクト操作
4グラフ作成の基本(3) グラフの編集
5いろいろなグラフ(1) 円グラフ
6いろいろなグラフ(2) 棒グラフ, ルーブリックでの到達度確認(2)http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/rubric/2015ek1306.pdf
7いろいろなグラフ(3) 折れ線グラフ
8いろいろなグラフ(4) 散布図
9いろいろなグラフ(5) 複合グラフ(2軸グラフ)
10到達度チェック(グラフ印刷, CCS小テスト, ルーブリックでの到達度確認(3)http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/rubric/2015ek1306.pdf
11経済データグラフ(1) CSVデータダウンロード, 株価, 為替http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
12経済データグラフ(2) CSVデータダウンロード, 物価指数, 失業率http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
13経済データグラフ(3) CSVデータダウンロード, 基準割引率http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
14総合演習 チャレンジ10
15全体の振り返り, ルーブリックでの到達度確認(4)http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/rubric/2015ek1306.pdf
16定期試験期間(到達度の確認:ルーブリックから自己評価)http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/rubric/2015ek1306.pdf