【講義概要】
健康の維持・増進や体力の向上を目的として,トレーニングを行う.その実施には目的に応じたトレーニング方法とその際の強度,頻度,持続時間を適切に判定し,効率良く実施することが肝要である.本講義では,体力の概念と体力領域の学習に始まり,体力に応じたトレーニング手段を的確に判断できるための基礎知識とトレーニングプログラム作成についての基本,さらにはコンディショニング(体調管理)の基礎理論についても学習する.また,その効果の測定・評価方法についても学習する.
【学習到達目標】
スポーツ生理学をベースとした体力の概念,トレーニングの概念を理解し,種々の体力トレーニングを実践,指導できるようになること.
【履修上の注意】
教材教具の都合により内容を変更することがあります.
【事前準備学習】
既習科目である「スポーツ生理・生化学」,「スポーツトレーニング概論」等について復習しておくこと.
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『「健康運動実践指導者用テキスト」 健康・体力づくり事業財団』 大澤清二 朝倉書店 『「トレーニング生理学」 芳賀脩光・大野秀樹 杏林書院 2003』 NSCAジャパン 大修館 『「健康・体力のための運動生理学」 石河利寛 2007』 石河利寛 杏林書院 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業内の課題,テストおよび平常点により総合的に評価する.
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 導入,体力トレーニングに関係する社会問題から | |
2 | 筋・筋収縮の特徴とエネルギー供給系,スポーツ生理学の復習含む | |
3 | 体力の概念,三次元モデル,トレーニングの原理・原則 | |
4 | パワーの概念~力学的,生理学的パワー | |
5 | 筋力トレーニング~筋収縮,トレーニングの具体例 | |
6 | 筋力トレーニング~トレーニング計画 | |
7 | パワートレーニング~パワー,パワーアップとは | |
8 | パワートレーニング~トレーニングの具体例 | |
9 | 持久力トレーニング~そのエネルギー供給系と有酸素作業能 | |
10 | 持久力トレーニング~ウォーキング,ジョギング | |
11 | SAQトレーニング | |
12 | コーディネーショントレーニング,ファンクショナルトレーニング | |
13 | 中高齢者のトレーニング | |
14 | トレーニングプログラム~体力,年齢,性別,障害 | |
15 | まとめ,改めて体力,体力トレーニングとは | |
16 | 定期試験期間 | |