【講義概要】
経済の国際化の進展は、企業活動の一段の国際化をもたらした。そして、企業は、海外との取引のウエイトが高くなればなるほど為替相場の変動が企業収益にもたらす影響はますます大きくなる。また、こうした企業収益の動向は、わが国の景気全体にも大きな影響を及ぼすことになる。本講義では、こうした景気や企業収益と大きな関係をもつ外国為替相場の背後にある現在の変動為替制度が採用されるに至るまでの外国為替制度の歴史と為替相場の決定メカニズムなどについて解説をする。こうした講義を通じて、諸君が企業人になったとき、その時々の為替動向を客観的に判断して、的確に行動することのできる知識を身につけることを期待している。
【学習到達目標】
外国為替相場の変動を伝える新聞記事と、その背景に関するコメントを理解して読むことのできる力をつける。
【履修上の注意】
携帯を使って随時出席状況をチェックします。携帯を忘れたり、電池切れを起こさないように注意して下さい。
【事前準備学習】
新聞の為替相場欄をいつもチェックし、日々の相場の動きをフォローするように心がけて下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『外国為替・国際金融入門』 川本明人 中央経済社 2012 教科書に掲載されている表やグラフを使って説明する場面が少なくありません。
教科書のない人は、どうしても説明から取り残されることになります。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 外国為替とは何か | |
2 | 外国為替取引の仕組み | |
3 | 世界のお金と外国為替 | |
4 | 外国為替相場の種類 | |
5 | 外国為替相場の変動要因 | |
6 | 為替相場理論の古典と現代 | |
7 | 為替相場水準の考え方 | |
8 | 円相場の変動と為替リスク | |
9 | 為替リスクと回避策 | |
10 | デリバティブの誕生と種類 | |
11 | 資金取引のグローバル化 | |
12 | 機関投資家とヘッジファンド | |
13 | 国際収支の構造 | |
14 | 主要国の国際収支 | |
15 | 国際収支と為替相場 | |
16 | 定期試験期間 | |