【講義概要】
自らの言語学習観を振り返りながら、これまで一般的に行われてきた日本語教育だけではなく、近年注目されてきた地域日本語教育で行われている教授法を紹介することによって、新たな日本語教師像を構築します。そして、日本語習得を促進するための具体的な方法について考えます。
【学習到達目標】
言語学習とは何かを理解し、模擬教室活動を行うことによって、日本語習得を支援する力を養う。
【履修上の注意】
初回のオリエンテーションには、必ず出席してください。履修生の人数によって授業内容を変更することがあります。
グループディスカッションによる活動が中心となりますので、連絡方法を確保し、授業を欠席する場合は休んだ授業内容をカバーすること。また、グループ全体に迷惑がかからないよう、グループ活動の前提となる予習や課題を行うこと。
出席率3分の2以上、発表すること、修了試験を受けることを単位認定の条件とします(再試験はありません)。
【事前準備学習】
集中講義開始までに、テキスト『外国人と対話しよう! にほんごボランティア手帖』(オレンジ本)を読み、授業に臨むこと(第1章と第2章は必須)。
『外国人と対話しよう! すぐに使える活動ネタ集』(グリーン本)のほうは、授業に入ってから使用しますので、事前に読んでおく必要はありません(読んでおくほうが望ましい)。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『外国人と対話しよう! すぐに使える活動ネタ集』 米勢治子編・著 吉田聖子著 凡人社 2011 『外国人と対話しよう! にほんごボランティア手帖』 御舘久里恵ほか著 凡人社 2010 配付プリント |
参考書 | 『外国語学習の科学』 白井恭弘著 岩波新書 2008 なし |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
レポート・試験 50% 平常点 50%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション、言語習得・学習・教育 | |
2 | 言語学習観 | |
3 | 教授法概説1 伝統的な教授法(外国語教育) | |
4 | 教授法概説2 言語行動と教授法(第2言語教育) | |
5 | 教授法概説3 機能・場面シラバスに基づいた活動 | |
6 | 教授法概説4 話題シラバスに基づいた活動 | |
7 | 直接法とは何か | |
8 | コミュニケーションとは何か | |
9 | 教室活動の方法1 学習項目 | |
10 | 教室活動の方法2 理解と発話を促すもの | |
11 | 教室活動の方法3 授業構成と教案 | |
12 | 教室活動の実際1 模擬活動準備 | |
13 | 教室活動の実際2 模擬活動発表1(前半のグループ) | |
14 | 教室活動の実際3 模擬活動発表2(後半のグループ) | |
15 | まとめとフィードバック | |
16 | 試験 | |