【講義概要】
日本には多くの日本語を母語としない人々が住んでいます。これらの人々はどのような経緯で入国し、どのような状況で生活しているのでしょうか。彼らの抱える様々な問題と、受け入れ側である私たちの態度について検証し、それらの人々と日本語教育との関わりについて考えます。
授業は、意見交換によって問題への関心を深めることに重点をおいて進めます。
【学習到達目標】
多様な日本語学習者の背景と彼らの日本語学習の状況を理解し、多文化共生社会における日本語教育の役割について考えることができことを目標とします。。
【履修上の注意】
初回のオリエンテーションには必ず出席し、授業の進め方、課題について理解したうえで履修すること。
授業は授業テーマについて予習することを前提に、グループディスカッションによる意見交換を中心に進めます。
出席率60%以上と修了試験を受けることを条件とします(再試験はありません)。
【事前準備学習】
集中講義初日までにシラバスを読み、授業内容を理解するために参考図書を読んでおくことが望ましい。
その上で、外国人に関わる情勢に関心を持ち、新聞やテレビなどから情報を収集しておくこと。
毎回課題提出を必須とします。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | プリント配付 |
参考書 | 『移住労働者とその家族のための言語政策生活者のための日本語教育』 春原憲一郎(編) ひつじ書房 2009 『公開講座 多文化共生論』 米勢治子(編) ひつじ書房 2011 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション、国境を越えた人の移動 | |
2 | 人の移動がもたらす変容 | |
3 | 日本の外国人受け入れ状況1 国 | |
4 | 日本の外国人受け入れ状況2 地域 | |
5 | マイノリティーの抱える問題1 生活者の視点 | |
6 | マイノリティーの抱える問題2 労働者の視点 | |
7 | 外国人集住地域の状況 | |
8 | 日本語教育の受け入れ状況 | |
9 | 諸外国の状況 | |
10 | 移民法を考える | |
11 | 日本語学習者の多様性1 学習環境 | |
12 | 日本語学習者の多様性2 学習内容 | |
13 | 外国人児童生徒の抱える問題1 受入状況 | |
14 | 外国人児童生徒の抱える問題2 言語発達 | |
15 | まとめ | |
16 | 試験 | |