【講義概要】
外国人に日本語を教えるための文法を学びます。
日本語学３では、主に初級前半の文型を扱います。この授業では文法知識を深めるというより、文法項目をいかに教えるかに重点を置きます。日本語を母語とする日本人が教える際には、学習者の立場になって、その難しさを予測することが必要です。また、学習者の質問に答えたり、誤りを適切に訂正したりすることが求められます。ただ授業を聞くのではなく、自分が教師として教えるならどう教えるかという気持ちで授業を受けてください。
授業中、意見を求めることもあります。また、グループで話し合いをすることもあります。積極的に授業に参加してください。授業を受けたら、毎回復習してください。授業の始めに小テストを行うことがあります。（追試はしません）
【学習到達目標】
１．日本語の初級テキスト（前半）で扱われている文法を教えられる程度まで理解する。
２．日本語の初級テキスト（前半）で扱われている文法項目について自分で説明できるようになる。
３．学習者からのよくある質問に答えられるようになる。
【履修上の注意】
１．初回の授業時に、授業の進め方、評価方法、クラスルールについて説明します。初回欠席した学生は受講の意思がないものとみなします。また、初回に、日本語文法のテスト（成績評価には関係しません）とアンケートを行います。それにより、授業内容を変更する場合があります。
２．欠席する場合は、事前に届ける必要はありません。正当な欠席理由がある場合は、次回授業に出席した際に届けを提出してください。
３．欠席した授業内容について質問したい場合は、翌週の授業後に聞いてください。CCS上では詳しい内容はお答えしていません。
【事前準備学習】
この授業でどんなことを学びたいか、考えておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | プリントを配布しますので、各自ファイルしてください。失くした場合、再配布しません。 |
| 参考書 | 授業中に関連のある図書、教科書などを紹介します。 |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
１．試験 60％ 2．平常点 40％
１．は期末試験、2．は授業への貢献度、小テストの点数､課題をもとに算出します。
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | 日本語を外国人に教えるとは | |
| 2 | 文字の指導 | |
| 3 | 発音の指導１ 日本語の母音・子音・特殊拍 | |
| 4 | 発音の指導２ アクセント・イントネーション | |
| 5 | あいさつのことば・数詞 | |
| 6 | 動詞文 | |
| 7 | 時に関することばと動詞の時制 | |
| 8 | 形容詞 | |
| 9 | こ・そ・あ | |
| 10 | て形 | |
| 11 | ～ている | |
| 12 | て形を使う文型 | |
| 13 | 名詞修飾 | |
| 14 | 普通形 | |
| 15 | 文型導入 | |
| 16 | 定期試験期間 | |