【講義概要】
この講義は、初級レベルの日本語学習者に日本語を教えるための能力を養成することを目的とします。日本語学1では、まず、日本語についての歴史的な背景を解説し、また、その概論を行った上で、1.音声、2.数詞、3.活用、4.格助詞の順序で講義を行っていきます。
この講義では学生の積極的な参加が求められます。日本語の教員になる場合、自ら日本語について深く分析する能力がなければならないからです。
すでに国内・海外の大学や学校で日本語の教員として働いている卒業生たちがいます。将来の職業の一つの可能性としてチャレンジしてみてください。なお、日本語教員養成プログラムに入っている学生は、プログラムを修了した場合、就職のときに、準教職資格取得としてそのことを履歴書に記載することができます。さらに、プログラムに入っている学生は、海外に留学する場合、留学先で日本語のTAとして活動する機会を得ることも可能です(実際にTAが可能かどうかは留学先の大学の状況によります)。
【学習到達目標】
基本的な日本語の音や活用を留学生などに教えることができる能力を身につけることを目指します。
【履修上の注意】
私語厳禁です。なお、出席率が低い場合は試験を受ける資格を失うので注意してください。
【事前準備学習】
日本語に関する本を一冊でも読んでおくことを勧めます。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 未定 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験あるいはレポート80% 平常点20%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 導入:日本語学と日本語教育について | |
2 | 日本語の音韻(母音、子音など) | |
3 | 日本語の音韻(連濁現象など) | |
4 | 日本語の音韻(英語の発音はなぜ難しいのか) | |
5 | 数詞(ものの数え方) | |
6 | パターン練習(文型) | |
7 | 活用(形容詞・形容動詞) | |
8 | 活用(動詞・受身) | |
9 | 活用(動詞・可能) | |
10 | 活用(動詞・使役) | |
11 | 助詞(「は」と「が」) | |
12 | 助詞(「で」「に」「を」) | |
13 | 接続助詞(「と」「なら」「れば」) | |
14 | 接続助詞(「まま」など) | |
15 | まとめと試験 | |
16 | 定期試験期間 | |