名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限ヨーロッパの芸術2秋A名古屋 22山本 淑雄

【授業情報】

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講義概要

ヨーロッパの文学および芸術におけるゲーテの『ファウスト』の意義を学ぶ。ヨーロッパ文学の最初の金字塔はホメロスの二大叙事詩『イーリアス』と『オデュッセイア』であり、この二作はギリシア神話の集大成である。ルネサンスの幕を切ったダンテの『神曲』はキリスト教の死生観と宇宙観を描く。そして近代に至って、ゲーテの『ファウスト』は悪魔との契約を主題とする。こうした文学史を背景として、『ファウスト』における古代ギリシア神話の多神教的世界、中世キリスト教の一神教的世界、近代の人間自我と悪の問題を追究していく。



【学習到達目標】

ヨーロッパ芸術の根底をなす理念の理解をめざす。



履修上の注意

ヨーロッパの芸術を鑑賞する授業ではない。芸術の背景をなす思想の理解に重点をおいた講義である。私語厳禁。



【事前準備学習】

あらかじめテキストをよく読んでおくように。講義後はテキストの意味の把握に努めること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『ファウスト(下)』 ゲーテ(柴田翔 訳) 講談社学芸文庫
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

レポート試験70%+平常点30%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ファウストの復活
2魔術師ファウスト
3仮面舞踏会
4欲望の炎
5ホムンクルス
6火と水の戦い
7火と水の結婚
8ヘレナとの結婚
9ヘレナとの別れ
10戦争
11バウキスとフィレモンの悲劇
12ファウストの死と救済
13愛と犠牲
14ドイツ理想主義
15まとめ
16定期試験期間