【講義概要】
本講義においては、「商法」と「会社法」の総則の部分と商行為の一部を取り扱う。商法体系の基本的概念として「商人」と「商行為」の2つがあるが、最初にこの2つの概念の関係を説明するとともに、開業準備行為と商人資格の取得の問題も取り扱う。次に商人に特有な制度である商業登記、商号、商業帳簿、商業使用人、代理商について順に説明する。
経済学部のディプロマ・ポリシーとの関係では、経済活動を担う商人概念および商法適用の対象となる商行為概念を理解することは、経済学と政治・法律分野とのつながりを理解し、経済社会を多面的に捉える能力の獲得に重要なことであるといえる。
【学習到達目標】
本講義においては、商法総則の制度に関する概説書並びに新聞・雑誌等の記事が理解できる水準に到達することを目標とする。
【事前準備学習】
教科書の指定はしておりませんが、多くの教科書タイプの本が出版されています。『商法総則』・『商行為法』という題名の本です。それらを事前に読んで、あらかじめある程度の知識を得ていることが望ましい。受講後は、授業中に書き留めたノートを見ながら、理解が出来ているか確認することが重要です。理解が十分ではない場合、疑問点がある場合は、積極的に質問をして下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 法例・商人の定義 | |
2 | 商行為(絶対的商行為・営業的商行為・附属的商行為)について | |
3 | 開業準備行為(附属的商行為)と商人資格 | |
4 | 商業登記 | |
5 | 商号の選定 | |
6 | 名板貸人の責任とその事例 | |
7 | 商号の譲渡 | |
8 | 商業帳簿…会計帳簿の意義・資産評価基準 | |
9 | 商業帳簿…貸借対照表の意義 | |
10 | 計算書類の意義・作成義務(会社の場合) | |
11 | 支配人の代理権・義務・責任 | |
12 | 支配人以外の商業使用人の代理権・義務・責任 | |
13 | 代理商 | |
14 | 仲立ち及び取次ぎ | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |