名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限金融論秋A名古屋 22小林 礼実GD2328

【授業情報】

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講義概要

 本講義では、現実の金融諸問題についての理解を深めるために、中級レベルとしての金融理論および分析手法や実際的金融知識(特に、「ミクロ金融」「金融システム」に関連したテーマ)を習得する。

 金融とは、私たちに預金をはじめとする貯蓄手段を提供するとともに、企業などに対しては資金を調達する手段を提供する。こうした金融活動は、国内総生産や雇用量および物価などといったマクロ経済変数への影響を通じて、私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしている。テレビや新聞では、株価や為替レートなどを報じた金融ニュースが毎日報道されているが、ほとんどの経済活動が「カネ」の流れと不可分であるため、金融の問題は私たちの身近な問題といえよう。「カネ」の流れに関わるあらゆる経済現象を分析の対象とした学問である、金融論を理解するためには、理論や分析手法に加えて、実際の金融制度や金融市場の仕組みに関する知識も不可欠である。
 
●将来金融機関(銀行・信用金庫・信用組合・日本郵政G・保険会社・証券会社・JAなど)に就職を希望する学生は、本講義を履修することを推奨している。



【学習到達目標】

 本講義の目標は、現実の金融諸問題についての理解を深めるために、中級レベルの金融理論および分析手法や実際的金融知識を習得すること。、特に、「ミクロ金融」および「金融システム」に関連したテーマを概説する。



履修上の注意

※第1回目講義で「数学テスト」をおこないますから必ず出席してください。

 「金融論」は、経済学応用科目ですから、「ミクロ経済学入門」「マクロ経済学入門」での経済学基礎力および高校程度の数学基礎力、さらに「金融論入門」での金融論基礎知識は不可欠です。よって、以下①②、を【履修の前提】としますから、よく理解のうえ履修登録してください。

①「高校数学の基礎知識(高校数1・数A以上)」を有していること。
●履修登録者全員に「高校数学基礎力理解度テスト」を受験してもらいます。「数学テスト受験なき学生」や「テスト不合格者」は、履修不可。

②「金融論入門」を「A以上」、「ミクロ経済学入門」「マクロ経済学入門」を「C以上」の成績を有していること。
●上記以外の学生は、原則、履修不可。



【事前準備学習】

≪受講前≫には、①高校程度の数学(高校数1・数A以上)、「ミクロ・マクロ経済学入門」、「金融論入門」の復習をしておいてください。

②毎回、講義には電卓を持参ください。
③毎日、金融記事に着目しながら日本経済新聞を読み、討論(着目した理由、記事の要約、記事が日米の株価などといった金融ニュースや実体経済に及ぼす影響など)できるよう準備しておいてください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『金融論』 家森信善 中央経済社 2016年
参考書『日本経済新聞』
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

学期末試験は、「持込み不可」「座席指定」でおこないます。

評価方法は、以下①~④の総合点数。
①「高校数学基礎力理解度テスト」15%
②学期末試験(持込み不可)50%
③平常点(受講態度など)+④小テスト(持込み可)35%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1①講義ガイダンス、②「数学テスト」
2貨幣(貨幣の役割、定義、貨幣の内訳)
3金利①(金利の基本概念:利子率)
4金利②(金利の基本概念:単利、複利、実質利子率、名目利子率)
5金利③(利子率と債券の関係:貨幣の時間的価値、CF評価)
6金利④(債券の評価)
7金利⑤(利子率の決定要因、金利の期間構造)
8金融システム
9金融仲介機関の役割
10日本の金融機関
11金融システム安定化のための政策(プルーデンス政策)
12金融商品
13金融市場
14授業見直し及び質問受付
15授業見直し及び質問受付
16定期試験期間