【講義概要】
この授業は、私たちの身近な家族に関するルールを学ぶ
親族・相続の内容は、私達が生まれてきたとき、誰がお母さんで、誰がお父さんか、といった親子関係や、彼女が妻(配偶者)になるためにはどのような手続きや条件が必要か?といった婚姻に関する規定、さらには、
自分が得た財産は、自分の死後どのようになるのか(相続)?など、人が生まれてから死亡するまでの身近な家族、親族(親戚)の関係について学ぶ。
また、家族関係は時代の流れとともに、その価値や関係は変化している。
たとえば、「夫婦別氏」や「代理母出産」の問題が有名であるが、その他「子の命名権」や「離婚請求のありかた」など、家族や親族の価値のありかたによって生じた問題も講義でとりあげ、今後の家族に関する法のあり方について考えていきたい。
【学習到達目標】
家族に関する様々な法について考え、今後の家族のあり方(法のあり方)を考察する力を養いたい。
【履修上の注意】
<履修上の注意>
・ 私語一切禁止 … 私語をする者は、教室から退出してもらうので、留意すること。
・ 講義には、教科書、筆記具等を必ず持参すること。
<準備学習(予習)>
・ 次回講義内容の教科書を読む。
【事前準備学習】
・ 教科書を通読し、おおまかな授業内容を把握した上で、授業に出席すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『身近な家族法』 川村隆子 法律文化社 2010年 *授業時には、民法の条文が参照できるように、六法や六法のアプリなどを準備しておくこと。 |
参考書 | 『民法 親族・相続(有斐閣アルマ)』 松川 正毅 有斐閣 2012年 『家族法』 窪田 充見 有斐閣 2013年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業中レポートおよび、期末試験、その他授業時の態度にて評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 家族法とは(親族関係) | |
2 | 婚姻の成立 | |
3 | 婚姻の効果 | |
4 | 婚約、内縁 | |
5 | 離婚の成立 | |
6 | 離婚の効果 | |
7 | 親子(実子) | |
8 | 親子(養子) | |
9 | 親権、後見 | |
10 | 相続とは | |
11 | 相続の開始と要件 | |
12 | 相続財産 | |
13 | 遺言 | |
14 | 遺留分 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |