【講義概要】
(目標)
地方分権の進展により地域は自立的な経営が求められている。地域の活性化には、行政、企業、市民の複数の主体による多様な地域資源の活用の仕組みを構築することが必要であり、そのための理念とプロセスを学ぶことにより、人・もの・情報・金を有効に活用するマネジメントについての理解することを目標とする。
(概要)
講義の前半では、地域活性化の先進事例を通して、地域経営の概念、地域経営の必要性、地域経営を構成する要素、地域経営の実態、地域経営の戦略のパターンと成否のポイントについて概説する。また、後半は地域経営の戦略立案と実施体制を構築する上での重要な要素となる地域ブランド、コミュニティビジネスの理論と実践について概説する。このことを通じて、住民、NPO、行政職員、企業などの様々な立場からの地域経営に関わり方と基礎的な知識を身につけることができるようにする。
※COC地域志向型科目
【学習到達目標】
現代の地域経営の理念の理解を深めること。
地域経営の主体としての行政、住民、NPO、企業の役割を理解すること。
事例を通じて、地域社会で起きている経営課題を理解すること。
【履修上の注意】
講義はパワーポイントを使用して行います。パワーポイントのデータはCCSにアップしますので、事前にプリントアウトして講義に臨んでください。試験(レポート)はテーマについて自分の言葉で解説する記述式の問題を出しますので、パワーポイントの資料だけでは回答できません。講義での解説をしっかりとメモすることが重要です。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
講義中に3回程度、レポート提出を求めます。そのレポートの総合点で評価します。不合格者は、再レポートの提出を求めたうえで、その成績で最終評価とします。なお、レポートの提出回数が少ない人は欠席過多扱いとして失格とします。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 地域経営論の講義概要と地域経営に必要な戦略 | |
2 | 事例(地域経営の失敗の要因と影響) | |
3 | 事例(農村地域の経営戦略の例) | |
4 | 事例(山村地域の経営戦略の例) | |
5 | 事例(農業・観光まちづくりの事例) | |
6 | 中間レポートの解説 | |
7 | 事例(地方都市のまちなか再生の事例) | |
8 | 事例(地方都市の観光まちづくりの事例) | |
9 | 事例(大都市のまちなか再生事例) | |
10 | 東海地域のまちなか再生事例 | |
11 | 地域ブランド戦略①(概論) | |
12 | 地域ブランド戦略②(事例) | |
13 | コミュニティビジネス①(概論) | |
14 | コミュニティビジネス②(事例) | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |