名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限地域計画論秋A名古屋 22杉戸 厚吉EP2328

【授業情報】

表示する



講義概要

 活力のある地域、住みやすい地域、個性のある地域など、住民にとって或いは外から訪れる来訪者にとって、魅力ある地域をつくるためには、産業、住宅、交通、公園、緑地、福祉、教育などの多様な機能の充実が必要である。ところが当然財源に限りがあるため、場当たり的な整備では中途半端に終わり、十分な事業効果を生み出すことができない。現状ならびに将来予想される問題の中から重要な課題を抽出し、その解決を図る一方で地域が有する特性を伸ばすような整備を進める必要がある。こうした整備を進めるためにも、現状の問題を明らかにし、整備の方針と具体的な事業内容などを示す地域計画が重要な役割を担うことになる。
 地域計画の中には、国全体の国土計画から、市町村を超えた圏域を対象とする広域計画、各市町村単位の総合計画といった行政のレベル別の計画のほかに、またテーマごとに策定する土地利用計画、市街地整備計画、緑地公園計画、産業振興計画、観光振興計画、福祉のまちづくり計画、文化振興計画などの分野別計画がある。
 本講義では、最も身近な行政である市町村が策定する計画を中心に、その計画にかかわる社会の動き、現在直面する問題と将来想定される課題、先進的な市町村の動きなどを示しながら、各計画の持つ役割、計画を考えるうえで重要なポイントと計画内容に求められる事項などについて解説し、地域社会の中で起きている問題と求められる対応について理解する。
 また講義のなかでは、具体的な事例や一人の住民の視点からみた問題を交えて説明し、問題を身近に感じることができるようにするとともに、行政だけではなく、住民ひとりひとりの役割についても考えることができるようにする。
※COC地域志向科目



【学習到達目標】

地域づくりに関わる計画の体系を整理しながら、各計画の持つ役割を解説し、地域計画の全体像を理解する。また計画ごとに、計画の構成、計画の策定の視点、計画内容に求められる事項などを解説し、各計画の機能と計画策定の進め方について理解する。さらに、地域社会が抱える問題を理解し、地域に対する問題意識を深める。



履修上の注意

講義はパワーポイントを使用して行います。パワーポイントの原稿は、CCSにアップしますので、講義の前にプリントアウトして講義に臨んでください。しかし、試験(レポート)はテーマについて自分の言葉で解説する記述式の問題を出しますので、パワーポイントとの資料だけでは回答できません。講義での解説をしっかりとメモすることが重要です。



【事前準備学習】

適宜、指示する



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

講義中に3回程度レポートの提出を求め、レポートの合計点で評価します。評価は、講義で解説したポイントがレポートに反映されているを評価します。パワーポイント原稿を転記するだけのレポートでは単位取得はできません。また、レポートの提出回数が少ない人は、欠席過多として失格とします。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1講義の概要 地域の役割
2地域の自立と今後の地域計画に求められる視点
3地域の担い手の変化と特色
4新しい公共と協働のまちづくり
5我が国における地域計画の体系と種類
6東海地域の地域課題と計画の動向
7中間レポートの解説
8日本の都市計画と市街地形成
9これからの市街地のあり方(コンパクトシティ)
10産業振興計画
11観光振興計画
12観光まちづくり
13環境基本計画
14地域福祉計画
15レポート試験の解説
16定期試験期間