名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限国際協力演習(3年)通年名古屋 43木村 光伸WY3101
4限国際協力演習(3年)通年名古屋 43木村 光伸WY3101

【授業情報】

表示する



主題

「国際協力の現場を考える」
国際協力という概念は極めて多義的です。この言葉は、通常は、平和や身体の安全・健全な生活、そして経済的繁栄や物質的豊かさから置き去りにされた人々に対して、私たちがどのように向き合うのかということを主題にしています。誰が誰に、何をどのようにすれば、協力の芽は膨らみ、成長し、花を咲かせ、実を結ぶのでしょうか。そして協力を求めている人々にとってはどのような実が必要なのでしょうか。国際協力という行為とそのプロセスは、実践によって支えられています。そのような実践へ一歩でも近づく道を模索してみましょう。



指導方針概要

3年次のゼミでは春のセメスターで国際協力の実像を学びます。国際協力現場では、自然環境、住民の社会交渉、政治、宗教、生き方全般にわたる規範や伝統的規制などが、複雑に交錯しています。そのような中で、地域主義的な行動とともに、グローバルな視点に支えられた活動が求められることでしょう。国際協力に携わってきた多くの先人の行動や生き方に学びましょう。
秋学期になると、ゼミ活動は教室内の学習からフィールドでの研究へと展開されます。ゼミに所属する人たち一人一人の興味・関心を実際の協力活動へつなげる方法を実践的に学びましょう。
大学での生活では、授業のないシーズンが最も大切な活動時期であり、個性的な学びと成長が期待される期間でもあります。どんな対象を求めて、どのような活動をするのかを、相互に議論しつつ、4年生の演習における研究活動、卒業論文作成へとつながる学習をするようにしましょう。
ゼミは学生による主体的な学びの場です。教員である私はそれを見守りながら、皆さんが乱暴に操縦する船が航路を外れないように、緩やかにナビゲートしていきます。楽しい時間を共有できれば、と考えています。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト-テキストは、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

演習は学生によって支えられるPBLによる学習の場です。すべての学習機会に積極的に参加することが必須の条件であり、毎回の決められた授業時間における授業参加態度は評価の大きな部分を占めます。また、主体的学びから出てくる学生自身の研究対象とどのように向き合うことができるかという点も、大きな評価項目となります。それらは3年次終了までに研究報告書として取りまとめられ、成績評価の対象として取り扱われます。そのために学生と指導教員との積極的かつ適切なコミュニケーションが求められます。