【指導方針概要】
このゼミは、民法の財産法について、解釈学的能力を高めることを目的としており、民法総則編を対象としています。
具体的には、『新民法大系Ⅰ 民法総則』を基礎に、現行民法を学習します。それと同時に、『日本民法典改正案 第1編 総則』と「債権法改正法案の総合的検討」を基礎に、現行民法の問題点を考えます。基本的に、報告者の報告に対し、あらかじめ指定された質問者が質問をし、討論をしていくというディベート方式が採用されます。
なお、学生諸君に、民法ばかりではなく、①現在の時事問題にも興味をもってもらうこと、②英語の能力を高めること、この2点を目的として、ゼミの最後の20分前後を英字新聞の講読にあてます。この部分は、加藤が新聞記事を読み上げ、日本語で解説する形式ですので、別段、予習はいりません。
民法の学力を高め、現在の社会状況を知り、かつ、英語もできるようになりたいという、多少欲張りの--というよりかは、意欲的な--学生のためのゼミナールです。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『新民法大系Ⅰ 民法総則 第2版』 加藤雅信 有斐閣 平成17年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
①学生の発表、②教員による補足、③ゼミ討論の順で、ゼミが進行します。
その日のうちに復習をすれば、民法の学力が大幅に上昇すると思います。
発表担当者は、力を入れて準備してください。
それ以外の人は、予習としては教科書を簡単に見てくるだけでかまいません。予習段階で、内容を無理に理解しようとしなくても結構です。
その代わり、復習には力を入れてください。
評価は、基本的に平常点と授業態度が重視されます。
担当になったときの発表内容、ゼミ討論での状況をみて、成績を評価します。