【主題】
スポーツ活動を支える「社会的仕組み」(政策・制度・経営)についての主体的学習
【指導方針概要】
【目的】
・卒業研究を行うための基礎を築く
【目標】
・論文の書き方と発表の仕方の基本を、実践を通して身に付ける
・本演習が扱う領域についての理解を深め、各自が関心を持つ具体的テーマを発見する
【領域】
・人々のスポーツ活動を支える「社会的仕組み」(スポーツ・運動をする人の「心身の仕組み」は基本的には扱いません)
【領域の主な具体例】
①政府によるスポーツ推進のための「政策」(競技力向上策、施設増加策、子どもの体力向上策など)
②スポーツをめぐる「制度」的問題(移籍制度、ドーピング防止制度、メタボ検診制度など)
③スポーツに関する組織(スポーツクラブ、スポーツ施設、スポーツ用品メーカーなど)の「経営」
【先輩の研究テーマ(一例)】
①国体の選手強化はなぜ行われるのか?、部活動は課外活動なのになぜここまで発展したのか?、スポーツ施設は地域間で格差があるか?
②ベルギーサッカーの選手育成制度はなぜ成功したのか?、ドラフト制度は戦力を均衡にしたか?、選手の不祥事に伴うチームの連帯責任は妥当か?
③ホームタウン活動はJクラブの収益に直結しているか?、特定のスポーツが人気になるとその用品市場は拡大するか?、地域スポーツクラブがNPO法人化するメリットは?
【主な活動内容】
・関連文献の輪読、抄読
・社会調査の方法、論文の書き方の学習
・スポーツに関するイベント・プログラムの体験学習
・学問的・社会的問題状況のまとめ、発表
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『スポーツ政策論』 菊幸一ほか(編) 成文堂 2011 『導入対話によるスポーツ法学 第2版』 小笠原正(監修) 不磨書房 2007 『改訂版 スポーツ経営学』 山下秋二ほか(編) 大修館書店 2006 『レポート・論文の書き方入門 第3版』 河野哲也 慶應義塾大学出版会 2002 『論文の書き方』 澤田昭夫 講談社 1977 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
・本演習が取り扱う領域に対して強い関心を持つ学生の受講を期待します。
・原則全出席とします。やむを得ず欠席する場合も無断欠席はしないでください。