名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限現代社会演習1通年名古屋 43野尻 洋平GD3101
4限現代社会演習1通年名古屋 43野尻 洋平GD3101

【授業情報】

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主題

 本演習は、社会調査士資格の取得に必要となる「G科目」に該当する。G科目は、一年間をかけて社会調査を実際に経験し学習する、すなわち社会調査の全プロセスを学ぶ科目である。
 今年度の調査テーマは「大学生の生活と職業・結婚に対する意識」を予定している。質問紙(調査票)によってデータの収集をおこない、統計的な分析をおこなう。
 演習の具体的な内容は、社会調査の企画、設計から、仮説の構築、質問項目(質問文・選択肢)の作成、調査票の作成、調査対象の選定・設定、サンプリング、実査に必要な準備、実査(調査票の配布、回収)、エディティング、データ入力、データクリーニング、集計、分析、仮説の検証、報告書の作成である。
 データ分析では、マイクロソフト・オフィス・エクセルや、統計ソフト/パッケージであるSPSSを利用する。



指導方針概要

 繰り返すが、本演習は社会調査士資格G科目に対応しているため、内容そのものについて、また内容の難易度について、大幅な変更をすることはできない。むろん、受講生の理解度に応じて進めていくが、社会調査士資格に対応した「A~C科目」、すなわち「社会調査法1」および「社会調査法2」、「データ分析」の内容を習得していることを前提として演習を進めていくこととなる。

 以下、授業の構成・内容とスケジュールを記す。

01 春学期ガイダンス
02 問題意識の明確化―調査の企画・設計
03 先行研究のレビュー(1)―文献の収集
04 先行研究のレビュー(2)―資料の収集
05 調査課題の設定
06 サンプリング―調査対象の選定
07 仮説の構築(1)―理論仮説の検討
08 仮説の構築(2)―作業仮説の検討
09 研究計画書の作成
10 質問項目の作成(1)―質問文の検討
11 質問項目の作成(2)―選択肢の検討
12 調査課題、仮説、質問項目の報告会
13 調査票の作成(1)―レイアウトの検討
14 調査票の作成(2)―予備調査結果の検討
15 調査票の作成(3)―最終調整、実査に向けた準備
16 定期試験期間

17 秋学期ガイダンス
18 実査―調査票の配布、回収
19 データの作成(1)―コードブックの作成
20 データの作成(2)―エディティング
21 データの作成(3)―第一回データ入力
22 データの作成(4)―第二回データ入力
23 データの作成(5)―データクリーニング
24 データの集計・分析(1)―単純集計
25 集計結果の検討会
26 データの集計・分析(2)―仮説の検証
27 分析結果の検討会
28 成果報告書の作成(1)―問題設定から仮説の構築まで
29 成果報告書の作成(2)―データと分析方法、変数の説明
30 成果報告書の作成(3)―分析結果の考察・解釈、結論
31 成果報告会
32 定期試験期間



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト社会調査士関連科目(A~D、F科目)で使用した教科書をもちいる。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

 本演習の履修希望者は、以下の事柄を十分に考慮し、理解しておくこと。

1. 本演習は、社会調査士資格の取得を希望する者に対して開講される
2. 上記より、演習内容の難易度は高く、単位取得が難しい(年度途中の履修変更は不可)
3. 履修を希望する段階で、社会調査士関連科目(A~D、F科目)を一科目も履修していない者は、2年次秋学期以降に必ず履修する
4. 統計学の知識については、「データ分析」を履修し、事前に入念に学習しておくこと