【主題】
主題 : 創意的な産業経営と地域づくり
―持続可能な働き方・生き方を求めて―
【指導方針概要】
サステイナブル(持続可能)な地域や経営のあり方が問われている。持続可能な経営の見本は、数百年続く老舗企業にある。日本は世界に冠たる老舗企業大国であり、アジアの中でも突出している。
それらの企業や地域に共通するのは、持続可能な経営力である。伝統を大切にしつつも、創造的に挑戦する経営・地域風土、創造性を生み出す経営のあり方や秘訣。それらは、私たちの生き方や働き方にも多くの示唆を与える。
今や、地域や経営のアイデンティティ、固有の伝統が注目されている。さらに、地域と経営の伝統と固有性を活かしつつ、それをどう乗り越えていくかが問われている。「経済百年の常識」を破る発想の面白さ、それをテキスト(『里山資本主義』)などを手掛かりにして、一緒に見出していきたい。
ゼミナールでは、ゼミ生の自由な討論や提案をできるだけ引き出していく。自らの視点や発言を大切にして、社会経済の動向とその本質をつかんでいく。そうした意欲と資質を持つ、高感度の学生を育てていきたい。
また、春・秋学期を通して、毎回、3分間スピーチを行いたい。毎回、数人に、趣味や面白い体験、アルバイトや下宿生活、将来の生き方や就職など、自らが関心のあることをネタに、自由に語ってもらう。語りと質疑応答を通して、ゼミ生相互の理解と交流を深め、議論のコツもつかんでもらう。これは、先輩たちにも大変好評である。
早い段階から、各自の関心事ややりたいテーマは何かをクリアにするように指導し、それを追究する姿勢とノウハウを学ぶ。やる気のある学生は、3年次の間に卒論を仕上げ、3年次の早い段階からから就職活動のあり方とノウハウを学び、就職活動を有利に展開できるようにバックアップする。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『里山資本主義―「安心の原理」』 藻谷浩介・NHK広島取材班 KADOKAWA 2013年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
社会と人間、そして自分の人生と生き方に関心を持ち、ゼミナール活動に主体的・積極的に参加して、皆でワイワイと楽しみつつも真摯に学んでいく意欲があること。ゼミナールを盛り上げてくれる人、楽しくリードしたり、企画したりできる人を歓迎する。
また、社会に出てからの生き方にも役立ち、なつかしく残る交流体験や関係が持てる場をつくりだしていく人を希望する。