【主題】
都市政策論・まちづくり論
■都市や地域の抱える課題はなにかについて、具体的な事象に目を向けながら明らかにし、その課題を解決するための政策の立案イメージを深めます。
■そのためには、これから社会に出て求められる、論理的に組み立てる能力を培い、それを相手に伝えるコミュニケーション力、プレゼンテーション力も高めていきます。
■このテーマは、現代社会のあらゆる事象について、「都市」「まち」という空間でどのように展開しているのかを学ぶもので、就職など多様な分野での活用・援用が期待できます。
【指導方針概要】
■地域づくり・まちづくりの政策とは何かを学びます。産業(商工業)、文化、観光、環境、地域空間、コミュニティなどの分野について、その活性化、再生、創出などのあり方を学びます。その切り口は多様です。
■そのため、政策課題の基礎編(参考文献・事例文献等)を学ぶとともに、実践編として今の都市や地域(あなたが住んでいる都市や地域を取り上げてもよし、情報を持っている都市や地域でもよい)で、様々な情報源をもとに何が課題なのかを整理し、評価を行うことで課題を抽出します。
■さらに現地に出て行って感じとったり、地域の人々に話を聞き取ったりしながらまとめていきます。机上ではわからないことも現地を見ればわかることが多いことに気づくはずです。これまでの現地視察の例として、近傍では大須商店街、円頓寺商店街界隈、鉄道に乗って常滑やきもの散歩道や半田蔵のあるまち、遠出では長浜市(滋賀県)などが挙げられます。
■現場意見を持ち寄り、チームでディスカッションしながら政策課題としてまとめ、その課題解決のための政策立案を行っていきます。それを皆の前でプレゼンテーション(発表)してもらいます。プレゼンのあり方も学びます。
■秋学期後半は卒論中間報告(6,000字以上)を作成し、4年次の卒業論文のテーマ設定と論文内容につなげていきます。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか』 高松平藏 学芸出版社 2016 『地方創生の罠』 山田順 イーストプレス 2016 『中部の都市を探る―その軌跡と明日へのまなざし』 中部都市学会編 風媒社 2015 『里山資本主義』 藻谷浩介 NHK広島取材班 角川書店(角川oneテーマ21) 2013 『人口減少時代の大都市経済』 松谷明彦 東洋経済新報社 2010 ゼミの時間に、その都度、個々人の卒業論文のテーマにあった資料を提供していきます。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
3年次は、4年の卒論に向けた準備期です。現代社会演習に受動的でなく、能動的に参加することが、自身の成長を促します。また皆の積極的参加が楽しい現代社会演習につながっていきます。一緒に意義ある演習を創り上げていきましょう。
なお無断欠席は認めません。